人として生まれて、沢山の体験をし、沢山の観念や信念、エゴを持った。
この観念や信念、エゴと言う3兄弟を捨てて行ったら、いったいどうなるんだろう。
わけもわからないまま、ただ、この世界は鏡の世界で、感情が動いたら私の何かを見せられてるんだと、外し続けたら・・・
心も体も軽くなっていった。
生きることが楽になっていった。
人と関わるのに気を使う必要がないことがわかった。
それでもまだ、自分が正しいと思い込んで、感情に振り回された。
私が観ているこの世界は、私が創造したと言う。
何となくわかるような気がしただけ。
脳に無理やり理解させようとした。
私が創造した世界なら、私の想うような世界を創造できるんだと、またエゴが動き出した。
それでも、必ず誰かが気づかせてくれて、再び自分軸に戻る。
それを何度も繰り返して、目を覚ますとはどういうことなのかと自問自答しながら、自分のできることをやっていった。
そして、脳では想像できないことが見えてくるようになった。
脳の中に、目がある感覚。
この私が観ている世界には、私しかいないと言う感覚。
この人生ゲームを攻略するのは、他でもない私なんだと言う感覚。
私が今まで観ていた世界は、このゴーグルの中に存在し、私の外には何もないと言う感覚。
全ては、記憶で構成された世界。
どんなに遠くに見えていると思っていても、実はこのゴーグルの中にしか世界はなかったという感覚。
感情に振り回されたり、健康であることへの執着、お金がなければ生きていけないという不安、人の顔色を伺いながらの人間関係の構築。
誰も生まれてもいないし、誰も死んでもいないという感覚。
その全てが、遠い昔に経験した出来事になったと言う感覚。
この顔に付いている目は、ゴーグルの中の世界を見せてくれる目であり、その目が送る電気信号を脳が処理をして、私にバーチャルの世界を見せてくれていたと言う感覚。
次は、どんな世界を観ることになるんだろう。