私は、子どもに対して、
『しつけ』をするという、『しつけ』って言う言い方は、好きじゃないな
何故なら、『しつけ』って言う言葉の中に
こちらの思うようにさせる。
って言う意味合いが含まれているような気がするから。
「子どもをしつける。」
「どんなしつけをされていたんだ。」
「虐待じゃない、しつけだ。」
昔から使われている言葉で、普通に使われているけれど、
大人側からしたら、都合のいい言葉なのかもしれない。
この『しつけ』と称するモノ。
私も、そうされてきたが、それは私の親も同じ。
私の親もまたその親に『しつけ』をされてきた。
この『しつけ』は、遺伝子のように、代々家族に引き継がれている。
親の価値観は、その親の価値観でもあり、その価値観を私も引き継いでいる。
心は、『陰と陽』の世界。
親の姿を見て、
「絶対に、あんな親にはなりたくない!」
そう思って、逆の親になろうとする。
親の逆の生き方をしようと思えば思うほど、そこに意識が傾く。
虐待をされて育った子供は、
自分が大人になって家庭をもったら、
「絶対に子供に虐待はしない。あんな辛い思いは絶対に子供にはさせない。」
そう思って家庭を持ったのに
子供が言うことを聞かないと、怒鳴ってしまう。殴ってしまう。
何故なら、
子供が言うことを聞かない時の解決方法は、
怒鳴ること。殴ること。
そして、黙らせることだったから。
自分は、両親の言う通り、一生懸命勉強をして、優秀な大学に入って、大きな企業で働いたことで、裕福な家庭で生まれた女性と結婚することができ、今の生活がある。
これが、人生の勝ち組だと、子どもにもその道を歩ませようとしてしまう。
子供は、その期待に応えようと勉強するが、思うように成績が伸びない。
自分は、ダメな人間だと、自分を責める。
親は親で、自分の子どもが褒められるような子供に育たないと、
自分のせいだと、自分を責める。
自分が成し得なかったことを、自分の子どもに托して、
子どもが本当にやりたいこと見ようとしないがために、子どもが反抗してしまう。
家族と言う集団の中で、思うようにならないことが山積みにある。
その思うようにならない家族のことを、あなたは一生懸命
あなたの思うようにしようとしていませんか?
これ、無理ですから・・・
絶対に、思うようになりませんから。
あなたの思うように家族がなるなら、
あなたも他の家族から思うようにされてしまうと言う事ですから。
あなたは、夫の思うような妻になれますか?
あなたは、妻の思うような夫になれますか?
あなたは、子どもから思うような父や母になれますか?
あなたは、姑や舅の思うような人になれますか?
だから、諦めろって話しをしてるんじゃないんです。
この世のカラクリを知れば、あなたの思うような家族にはなれないかもしれないけれど、
あなたの思う家族より、もっともっと素晴らしい家族になることはできます。
そのための条件は
あなたが、
『家族円満』になることを決定することと、諦めないこと。
この二つです。