優しい人だと思ったから結婚したのに、ただの優柔不断だった。
「俺について来い!」って、とてもたくましくて、この人にならついて行けるわ
なんて思って結婚したのに、ただのわがままだった。
友達に紹介すると、みんなが羨ましがるほど、よく気が付いて。
こんな人といたら、私は幸せになれると思って結婚したのに、外ずらが良かっただけだった。
こんな話しは、よくある話しで
じゃあ、あなたのパートナーは、あなたの事をどう思ってると思う?
恐ろしい話しだけど・・・聞きたくないけど・・・
同じように思ってます
何故なら、この世には『鏡の法則』があるからです。
『人の振り見て我が振り直せ』ってことわざがあります。
このことわざは、人が行っている行動を見てとやかく言う前に、自分の行動を見て見なさいよって言うことだと思います。
これは、『鏡の法則』そのものだと思います。
ただ、ちょっと違うところがあるんです。
『人の振り見て我が振り直せ』って言うのは、
相手の行動を見てと言ってます。これは、見えるモノです。
見えるモノは、結果です。
でも、『鏡の法則』は、
見える、聞こえる・・・と言う五感で感じることができたモノに対して省みるのではなく
そこにある見えない感情に意識を向け、その感情を省みるんです。
例えばですね
コンビニに夜中、強盗が入ってお金を盗んだとします。
『人の振り見て我が振り直せ』
を使うと、
「コンビニに入って、強盗なんかしちゃダメよ!」
って、ことになります。
でも、『鏡の法則』
を使うと、
「なぜ、この人は、コンビニに強盗に入らなくてはならなかったのか?」
ってところから始まるわけです。
何故なら、コンビニに強盗に入ったのは、結果だからです。
では、この強盗さんに今からインタビューしますね。
「ねぇ、強盗さん。あなたはどうしてコンビニに強盗に入ったのですか?」
「お金が欲しかったからだよ!!」
「どうしてお金がないんですか?」
「決まってんだろ!!仕事がないからだよ!!」
「仕事がないって、どうしたんですか?」
「辞めさせられたんだよ!」
「どうして辞めさせられたんですか?」
「上司をぶちのめしたからだよ!」
って、どんどん話しを聞いていくと、家族の話しになりました。
強盗さんの父親は、母親の事で気に入らないことがあると、すぐに母親をぶつような人で、
そんな父親が大嫌いだったこと。でも、自分は母親をかばうことができず見て見ぬふりをしていたこと。今回会社で、上司が女性職員にひどいことばかり言って、ずっと見て見ぬふりしていたけど、もう我慢できなくなって、上司をぶちのめしたら会社をクビになってしまったと話してくれました。
この強盗さんは、上司を父親、女性職員を母親として映し出し、
何もできない自分は、幼い時の自分になってしまっていたわけです。
何もできなかった幼い自分は、母親が父親にぶたれているところを見て見ぬふりをしていたことにとても後悔していたり、自分が情けないと思っていたり、そういう自分を責めていたわけです。
この強盗さんがぶった相手は、上司ではなく父親に自分がしたかったことなんです。
でもよく考えてみてください。
女性職員にひどいことばかり言う上司に対して、「ぶつ」と言う方法しか解決方法はなかったのでしょうか?
そうではないですよね。
話し合うこともできました。もっと違う方法で解決できる方法がありました。
でも、強盗さんが幼い頃一緒に生活していた家族からの教えは、
「気に入らないこと」の解決方法は、「ぶつこと」
だったわけです。
結局、この強盗さんは、母親をぶつ父親が大嫌いだったのに、
自分も同じように上司をぶったことで、会社を辞めることになったわけです。
もし、この強盗さんが、『鏡の法則』を知ってたとしたら
インナーチャイルドの存在を知っていたとしたら、
今頃は、全く違う人生を生きていたと思います。
さて、夫や妻に対して、あなたは誰を鏡に映し出しているんでしょうか?