2013年 7月 7日 日曜日

 

 

これは、幸太郎の携帯の発信履歴。

 

 
 
幸太郎は、携帯を肌身離さず持っていた。
 
トイレに歩いて行ける体力も歩くこともできた。
でも、立ち上がることで、歩くという動作をすることで、幸太郎の胸の中にある大きな腫瘍は、
心臓や肺を圧迫して、どんな体調の変化を起こすかわからない。
幸太郎もそれが不安で、トイレに行くときやお風呂に行くときは、車椅子に乗って、私が押してた。だから、トイレに行って、用をが終わると、携帯で私にワン切りで電話してきてた。
 
2013年 3月 6日
2013年 3月 8日
 
この日は、幸太郎はまだ元気だった。
だのに、数字だけの発信履歴が残ってる。
 
 
幸太郎、自分が死んでしまう事、覚悟してたのかもしれないショボーン