2013年6月2日 日曜日 くもり時々晴れ

 

 

 「幸太郎からの贈り物か・・」

 

主人が、ポツリとそう言った。

 

 

 

 幸太郎が働いていたホテルの事務局の方から、「遺族年金がもらえるかもしれませんよ。」

そう連絡が入った。

幸太郎は、わずか11ヶ月であったけれど、厚生年金をかけていた。

 

 遺族年金をもらうには、もらうべき人が55歳を過ぎていなければならないこと。

もらうべき人が、年金をもらっていないこと。

これが条件となる。

 

 以前は、60歳から年金がもらえる制度であったけれど、主人の場合は62歳から。

だから、60歳から62歳までの2年間、遺族年金がもらえる。

 

 

 

 私は、確認するために市役所に電話をかけた。

「遺族年金に対しては、次の電話番号に連絡してください。」

そう言われ、そこに電話をした。

 なかなかつながらなかったが、諦めずにかけた。

 

 やっと年配の女性が電話に出た。

「遺族年金がもらえる可能性があると言われたのですが・・・」

 

「息子さんの年齢が若すぎるし、1年そこそこしかかけていないし。奥さんがいたわけではないからもらえないですよ。」

 

 何の年金に入っていたのかも聞かず、もらえないの一点張りで、仕方なく電話を切った。

 

 

 

 でも、私は腑に落ちない。

以前も、税が戻るかどうかのとき、一人の女性はもらえないと言い、二度目違う女性に話しをしたら、税が戻ると言われた時があった。

 

 

 もう一度市役所に電話をした。

「年金に詳しい職員がおりますが、今、他の電話に対応しておりますので、折り返し電話をさせます。」と言う返事。

 

 しばらく待つと電話が鳴り

「もらえる可能性があるので、次の物を準備して、年金の事務所に行ってください。」

と言われた。

 

 年金事務所に必要な物を持っていくと、

「もらえますよ。」

 

 

ありがとうね。幸太郎。

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