『シンクロニシティ』の、3つ目の役割。
それは、『見たいモノを見せてくれる』という役割。
例えば、
「職場から家に帰るまでに、赤い車を20台見ることができる!」
そう決めて、対向する赤い車を意識して数え始めると、必ず20台見ることができる。
実は、私の職場から家までの距離で、赤い車はいつも走っているし、何処かに停車しているんです。だから、見れて当然なんです。
じゃあ、なぜ普段は見えないのか?
違いはただ一つ。
『意識する』か『意識しないか』
ただ、それだけ。
ゴルフが好きな人は、ゴルフバッドが売っているところに意識が向くから、そこにゴルフバッドが売っていると知っている。
花が好きな人は、花に意識が向くから花屋さんが何処にあるか知っている。
でも、ゴルフに興味がない人は、意識しないからゴルフバッドが何処に売っているか知らないし、花に興味がない人は、花屋さんを意識していないから何処に花屋さんがあるのか知らない。
ただ、この違いだけ。
そう、ただこの違いだけなんだけど、この意識を向ける方向が何かで人生は大きく左右される。
何かにつけ、文句を言いたい人は、文句を言う材料に意識を向けているし、自分は不幸な人間だと思っている人は、不幸になることに意識を向けているし、芸術を磨こうとしている人はいつもそこに意識が向くから、他の人には何の意味のないものにでも、素晴らしい発見をする。
この意識するというのが、自分がわかる範囲のことなら、何とか目をそらすこともできるが、そうはいかない。
潜在意識の中にある自分にはわからない、無意識の部分が意識して見ているから、自分が意識して見ているなんて思いもよらない。
でもね、この自分にわかるように意識する。それでも『見たいモノは見れる』
では、実例を紹介しましょう。
りえちゃんは、少し落ち込んでいました。
「私には、ラッキーなことなんて起こらないわ」
大阪の妹に会うために乗った電車の中から、私にそうラインしてきました。
ちょうど、その前に、この『見たいモノは見れる』話しをしていたので、続きのラインで
「じゃあ、今度は、黄色い蝶でも見ようかしらね」
期待しても、何にも起こらないわ・・・
そんなラインでした。
夜になって、りえちゃんから写メが届きました。
なんと!妹さんが、
「ねぇねぇ、お姉ちゃん見て!見て!こんな寒い時期に、ウィンドウに飾ってあったマネキンのスカートに黄色い蝶がいたから写メに撮ったの!!」
※たぶん、こんな話しだったと思います。
りえちゃんは、腰を抜かして座りこんでしまったと。それほど驚いたと言ってました。
そして、次は私。
私はもう、見えるモノを決めれば見えることがわかっていたので、逆にどうやって見せてくれるのかと楽しみにして
「100万台の黄金の車を見たい!」
そう、決めた翌日、テレビの番組の中で
このポスターを見つけたんです。
黄金の車と100万。・・・残念ながら100万台ではなかったですけどね。
こうやって、『自分が見たいモノは、必ず見せてくれます。』
このシンクロニシティの面白いところは、
「私の頭では想像もつかない方法で見せてくれる。」と言うこと。
もう、頭で考えるのは、ちょこっとにして、あとは宇宙にゆだねませんか?