2013年4月3日 水曜日 晴れ
幸太郎と一緒に働いていてくれていたフロントスタッフ5人が、大阪からわざわざ、線香をあげに来てくださった。
幸太郎の私物を持って来て下さった。
小さい小物入れに、髭剃りの替刃など細かいものが少し。
本来ならホテルの物だけど、幸太郎が制服として着ていたスーツ2着と革靴。
幸太郎が私と一緒にホテルに行った時に着て見せてくれたスーツだ。
そして、幸太郎が新入社員研修の際に、決意した『これからの私』
『幸』
これは「これからの私」というだけでなく、「これまでの私」の一文字でもあります。私の名前は「幸太郎」です。名は体を成すという言葉は本当だと思います。なぜなら、私は衣食住に困ったことは一度もありません。友人にも恵まれました。友人はよく「幸太郎は、その名前が本当によく似合ってる。」と言います。
私は、これまでの、そしてこれからの幸せへの感謝を忘れずに生きていきす。
2012年4月3日(火)
この文章を読んだ時、
まるで幸太郎は、これから起こる出来事全てを知っていたんじゃないかと思った。
そして、この『幸』と言う字が、この後の私の人生に大きく関わってくる。
そして、7年経って今、初めて気が付いた。
フロントのスタッフが来てくれた日と
私が、この『幸』を受け取った日と、
幸太郎がこの『幸』を書いた日付が、
全く同じ4月3日。
そう、幸太郎は、いつもこうやって私に『愛図』を送ってくれる。