「先生!質問!」
こうやって質問できると言う事は、あともうちょっとの何かを言ってくれたら、答えが出そうなんだ!っていう時。
もしくは、
「ほら~、あの子よ、あの子!なんて名前だっけ、いつもさぁ髪を三つ編みしててメガネかけてたあの子よ~」
「あ~、伊藤さんのこと?」
「そう!そう!その伊藤さん!!」
あなたは、答えが「伊藤さん」だと知っていたわけです。
これが何かって言うと、
「質問できるっていう事は、あなたの中に既に答えがある。」
っていう事なんです。
だって、よく考えてみてくださいよ。
自分が全くわからない、知らないことに質問はできませんよね。
科学の難しい証明や、物理のなんたらかんたら
あぁ、もちろんこの知識がある方は、質問できるんですけどね。
私には、さっぱりわからない。
だから、質問することさえできない。
と、いう事は・・・・
あなたが、心の中で
「なんで、うまくいかないんだろう。」
「なんで、こうなっちゃうんだろう。」
「なんで・・・」
って、こうやって自分の中で質問すると言う事は、
『あなたは、答えを知っている!』
と言うことなんです。
だから、あとちょっと誰かが、あとちょっと何かを見せてくれたら、聞かせてくれたら、答えが出てくるっていう事なんです。
人は悩むと、友達に相談したり、親に相談したり、占いの人に相談したりと、何とか解決しようと誰かに相談します。
このことには、全く問題はありません。どんどん相談してください。
でもその時、その友達、親、占いの人から答えを聞こうとしてませんか?
そこが、この人生ゲームの落とし穴なんです。
学校でのテストの時間、隣の友達は優しくて、答えをあなたに教えてくれたとします。
それで、確かにあなたは100点を取れたかもしれません。
でも、その答えは、あなたが計算したり、記憶を思い出したり、一生懸命説いたものではないから、ただの答えにすぎません。
要するに、あなたの中で
「腑に落ちていない」わけです。
「あ!そうか!そうだったんだ!!!」
そう思った時、初めてその答えは、あなたのモノになります。
じゃあ、誰かに相談するのは、無駄になるのか?
そうではありません。順番が違うだけです。
まず、自分に
「どうして、〇〇なのか教えて!」
そう質問してから、その友達に会うとか親に相談するとか、占いの方の話しを聞きに行く。
でも、自分に質問していると、その人たちに相談する前に
今から観ようとする映画の中のセリフに
どこからか聞こえてきた音楽の歌詞の中に
誰か他人が話しをしている中に
あなたの答えがあるかもしれません。
どんな素晴らしい答えであっても、誰が聞いても最高の答えであっても
あなた自身が、腑におちなければ、その答えは、あなたにとっての答えではない。
その証拠に、あなたは同じ質問を色んな人にしてませんか?
それが、答えじゃないとあなたは知っているからです。
あなたの中から出た答え。
それが、あなたが望む答えです。