今日は、2013年の元旦

 

 「明けましておめでとう~鏡餅

 

うちの正月は、主人が作ったお雑煮と、主人が家族の名前を書いた箸袋に感謝することから始まる。

 

 今年も、家族全員揃ってお正月を迎えた。

 

 もし、幸太郎が抗ガン治療を受けていなかったら、この正月の席に幸太郎はいなかった。

 

 幸太郎は今は体調がいい。

気持ち的には、トイレにも歩いて行けそうだと言う。

 

 今、ここに幸太郎が生きて目の前にいる。

でも、私の心の中は、真っ暗な闇の中、崖っぷちを手探りで歩いている。

光が見えない。1点の光も見えない。

 

 これが、幸太郎にとって、最後のお正月になるのか。

それとも、来年同じように正月を迎え

「昨年は、大変だったね~」と笑えるのか。

 

 『奇跡』は、どうやったら起こせるんだろう・・・


今思えば、こうやって幸太郎とお正月を過ごせたそのものが、奇跡だったのかもしれない。