義城の義荘で魏嬰と藍湛は刀霊が示す場所で首のない骸を見つけます。曦臣兄様にその骸が赤鋒尊だと伝え、金氏金麟台で開かれる清山会へ3人で出席します。魏嬰は金光瑶の寝殿へ剪紙化身で突入。寝殿奥の密室で赤鋒尊の首を発見し、共情で赤鋒尊の記憶で金光瑶の全貌を知ることになります。戻った魏嬰は藍湛とともに芳菲殿へ向かい、金光瑶に隠し部屋を開けるように迫りますが、入った部屋には赤鋒尊の首はなく、魏嬰の剣随便によって、夷陵老祖であることを暴かれてしまうのでした。
(芳菲殿から逃げ出す魏嬰と藍湛)
(前方からも追手が)
(魏嬰は藍湛を突き飛ばす)
魏嬰「藍湛、離れてろ」
(取り囲まれる二人)
(皆々様ご登場)
(金光瑶を睨みつける魏嬰)
金光瑶「さすがは夷陵老祖だな(やけに嬉しそう)」
金光瑶「金凌だけでなく」
金光瑶「含光君までいっぱい食わせるとは」
魏嬰「まあな」
藍湛「違う!」
(何、言っちゃってるんだ、藍湛)
(魏嬰に歩み寄る藍湛)
藍湛「魏嬰だと知っていた」
魏嬰「藍湛!」
魏嬰「藍湛、もういいんだ。こんな状況は昔から慣れてる。俺は逃げる」
魏嬰「お前は夷陵老祖に騙されたと言え。誰も責めやしない」
藍湛「魏嬰、覚えているか。雲深不知処で私に問うたな」
魏嬰「藍湛、でもあの時は本当に俺を信じていたか?」
藍湛「険しく暗い道を進むのも悪くない(君となら)」
魏嬰「お前って奴は」
(衆人環視の中、二人の世界・・・)
「陳情令」第42話の芳菲殿から逃げるこのシーンなんですが、私的には原作4巻観音廟に代わる気持ちの表明がなされていると感じるのですよ。敵対勢力に囲まれてる中で微笑みを交わし合うところなど、共通するものがあるように思います。原作4巻は魏嬰が主導なんですが、ここは藍湛主導だなと。品行方正の肩書に何の価値がある?私は君と道を伴にすると決めている。そんな藍湛の心の声が聞こえてくるようです(笑)
魏嬰「なぁ、藍湛。最後の機会だぞ」
魏嬰「本当にいいのか?」
魏嬰「俺と一緒にここを出たら、名声はがた落ちだぞ」
藍湛「愚問だ」
(なんてかっこいいんだ!覚悟が決まった男は本当に素敵!)
(フッと笑う魏嬰)
(二人で逃げる)
(魏嬰に剣が)
金凌「魏無羨。本当に魏無羨か⁉」
(金凌に刺される魏嬰)
(藍湛が金凌を退ける)
魏嬰「あいつめ。刺した場所まで叔父と同じなんて」
魏嬰「耐えられる、行くぞ!」
(金凌の前を立ち去る二人)
(心境複雑な金凌・・・)
金凌は高慢なお嬢様なんですが、父親譲りの正義感を持つ根はとてもいい子ですよね。両親は夷陵老祖のために殺されたと物心つく頃から繰り返し教えられて育った彼。信頼が芽生えていた痴れ者が実は夷陵老祖だったと知ることは、若い彼にはかなり厳しく受け止めにくいことだと思います。
なんかキャプチャだけの内容になってしまいましたが、本日はこの辺で。要は推しの藍湛が素敵って叫びたかっただけ(笑)