スプール径とギア比と巻き取り長 ベイト編 | もっとルアーで魚を釣る!

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基本的な話はスピニングと同じなんだけど、一つ大きく違うのは、ベイトの場合はラインの質量も回転するスプールの一部になる、且つ、それが投げてる最中に変化する。

 

↑ライン交換する直前なので、ストック量がちょっと少なめ。

 

ベイトリールのスプールは、ラインのストック量も大事だが、スプールの重量がもっと大事。結論から書くと、いかに軽くするか、それも出来れば外周部分を。これを解決したのがMGLスプールなんだけど、あれ、半分はウソで(笑)

 

これまでの同一型番からすると、シャロースプール気味にして、ラインのストック量減らしてるんよね。その分、回転慣性が小さくなるので、軽いルアーが投げられて小さいブレーキ力でもバックラッシュしにくい。これまで社外スプールでやってきてるやん。まぁ、側面に穴空けたりもしてるけど、本質はそういうこと。

 

で、スピニングよりも太いライン使うことが多いベイトなので、投げてラインストックが減っていくにつれ、その中心径はスピニングよりも遥かに小さくなる。こちらも簡単に計算すると、34mmのスプールで実際は33mm、これが50m投げて20mmになったら、巻き取り量で言うと70cmが46cmになる。もうギア比でカバーできる範囲じゃない。もしギア比で悩んだら、ここらへんから選んでみるのもあり。

 

ちなみに、放出スピードは落ちていくけど、スプールの回転数は保たれる。19アンタレスとか幅の狭いスプールなんかはそれが顕著。キャストフィールは良いんだけど、投げた直後の巻き取りは大変そう。当然、ラインが太くなるほどここの変化幅は大きいので、ブレーキ設定はルアーの重さだけでなく、ラインの太さでも考える必要がある。

 

DC使えって?夜ならね。でも、遠心使えたらマグもDCも使えるし。何より、遠心の方が投げてて楽しいやん(笑)

 

さて、じゃ、幅広スプールはなんのためにある?って話なんだけど、これは投げてもスプール径の変化が少ない。だから、キャスト直後でもハンドル1回転あたりの巻き取り長が確保しやすい=いつも一定のリズムで巻ける。でもキャストフィールは悪い。どっちを取るかということ。やっぱりベストは33mm径、22mm幅くらいのスプールかねぇ。

 

尚、こっちも、カタログのラインストック量はアテにならなくて、やっぱり80%くらいだと思った方がいい。Availのは実測値なんで、12LBフロロが100mと書いてあれば、97mくらいは入る。ギリギリまで巻かないのはスピニングと一緒。