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今週末は大阪の公立高校の試験があり、来週には卒業式があります。
昔からですが、公立高校が第一志望の人にとっては合格発表の前に卒業式で気持ちが落ち着かない状態でバタバタと去る感じに。
毎年、困ってしまうのは3年生の未返却本の回収。
なかなか来てくれません。
延滞するのも忙しいので分かるけど、それとこれとは別。
うやむやになってしまう本が毎年数冊あって困ります。
そのうち、卒業後に届けてくれる人も何人かいます。
だけど毎年どうしても未返却のままになってしまう本があります。
卒業まで少し。
試験前に申し訳なく思うけど、今週末はバンバン督促状を出します
やはり、本好きの子達は試験前でも時々本を借りに来てくれます。
先日も来てくれた3年生の女の子も、1.2年いつも来てくれていたのですが、かなり久しぶりに顔を出してくれて色々な話をして盛り上がりました。
模試などの国語で度々読んだことのある本から出題がされたそうです。
やはりその問題はよく解ける訳ですし、嬉しくてやる気が出たと言っていました。
話題の本は一通り読んでいて、私なんかよりも断然読書量は上。
よく読みたい本をリクエストもしてくれるので選書の助けにもなっていました。
私も読んで面白かったものは、真っ先に教えてあげたり。
児童書でとてもほのぼのだったある本を、きっと気に入ってくれると思って紹介したら、面白かった〜ととても喜んでくれました。
私も大好きになった本だったので、続編も入れていたのですが、チェック不足で第三弾目が出版されていたのに気が付かず、その女の子が教えてくれて、入れるようにせがまれて慌てて購入したり。
その本が、
『虹いろ図書館のへびおとこ』のシリーズなんです。
図書館を舞台にしたお話で、色々な絵本や児童書が出てきます。
主人公は小学生で(シリーズそれぞれで主人公は変わります)、普段ならこのような幼いお話は中学生には倦厭されるのですが、出てくる絵本やら児童書が懐かしくて、私の場合は娘や息子によく読んでやった、という懐かしさですが、その女の子も小さい時から本好きだったことを知っていたので、きっと懐かしい気持ちになるかな?とすすめてみました。
懐かしさだけでなく、図書館の司書さんがまた素敵で。
何度もじーんと胸打たれました。
彼女ならきっとわかってくれると思ったからです。
早速読んでくれて(とっても素直な所もこの女の子の素敵な所です)、そしたら私以上に感動してくれたのでした。
本好きな方にはこのシリーズ、児童書ですぐ読めますし、ほんわか癒されてとっても面白いのでおすすめです
そして、その女の子と最近お気に入りの作家さんが同じで意気投合したのが、
『青山美智子さん』です。
この方の著書で、図書館を舞台にしたお話は話題になりましたが、私もとっても気に入ってすぐファンに。
「お探し物は図書室まで」「ただいま神様当番」「木曜日にはココアを」などなど、どれもとても心温まる優しいお話で心癒されます。
今回の本屋大賞にも作品がノミネートされていますね。
「私も好き〜」
「これも面白かったよねー」
など、話しは尽きず私まで学生に戻った気持ちに。
見ていたら、その女の子は男子女子、先生までどんな人とも自然にお話しができるし、さりげなく嬉しくなるような声掛けもしてくれるし、本当に良い娘さんです。
これも、たくさんの本との出逢いがそんな彼女の人格形成のひと役になっているのは明らかです。
本って素晴らしいな
もうすぐ卒業で寂しくなるけど、素敵な生徒さんに関われて幸せです。
私の記憶にはしっかり刻まれているのでした。
もし、まだ読んだことがなくて気になった方は、虹いろ図書館シリーズも青山美智子さんもチェックしてみてくださいね
見てみてニャー
最後まで読んでいただきありがとうございました