近大図書館司書課程、図書館概論のレポートで、2016年に提出し合格したものです。

よかったら参考にしてください。

なお、類似レポートは、再提出になります。

 

設題

公共図書館を一つ選んで、設備(規模、単独館か複合間)立地、蔵書数、貸出数、図書館職員数、実際の図書館サービスについて調査やインタビューを行いなさい。公共図書館は、中央館、分館、地域館、分室または公民図書館を一つ選びなさい。必ず図書館名と所在地を記入すること。この調査を通じで、対象とした公共図書館に期待することおよび感想を述べなさい。調査前にアポイントを取ることが

望ましい。

 

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 本レポート作成にあたり、〇〇市△△図書館について調査を行った。〇〇市は、全体的な資料保存並びに管理業務等の中枢的役割を担う中央図書館と、6つの地域図書館、2つの分室と自動車文庫を備えている。

1.施設について(平成289月現在)

 平成〇〇年(〇〇〇〇年)〇月に△地域図書館として開館。〇〇市で9番目にできた図書館である。2階建ての単独館であり、延べ床面積は××平方メートルである。開館時間は、木・金曜日が10時から20時で、それ以外の曜日と祝日は10時から18時、休館日は毎月最後の木曜日となっており、祝日と重なる時は翌日となる。館内は、一階が主に児童書コーナーになっており、児童書、絵本、紙芝居、その他子育て関連の資料を纏めて設置している。設備は多目的室の他、授乳室やベビーシート・ベッドを備えている。二階は一般書や雑誌、新聞、郷土資料、大活字本、視聴覚資料、まんが、YAコーナーがあり、相談カウンター、複写サービス、対面朗読室が設置されている。東側が全面ガラス張りになっており、明るい空間となっている。館内はバリアフリーで、屋上にはソーラーパネルを設置しており、子育てや環境に「やさしい」をコンセプトとしている図書館である。

2.立地について(平成28年9月現在)

 JR〇〇線△△駅から徒歩10分の位置にある。図書館利用不便地とされ、長年にわたる地域の強い要望により開館に至った。周囲は、マンションや戸建てが立ち並ぶ住宅街であり、古い町並みと共に、大型マンションが毎年のように建設されている地域である。

3.蔵書について(平成26年度実績)

 蔵書冊数は57,252冊で、内訳は一般書が39,245冊、児童書が18,007冊である。その他、雑誌1,215冊、視聴覚資料4,782点で、総計63,249点である。

4.貸出数について(平成26年度実績)

 貸出者数は96,063人で、貸出冊数は406,285冊、雑誌・視聴覚資料が合わせて37,917点で、総貸出数は444,202点であった。

5.図書館職員数について(平成289月現在)

 常勤職員が4名、非常勤職員が2名で全員司書資格を保有している。窓口業務は委託事業者に委託しており、その日によって必要な人数が派遣されている。

6.実際の図書館サービス(平成289月現在)

 図書館の利用資格は、△△市内に居住もしくは市内の事務所や学校に通勤か通学する者である。貸出は、一人15冊まで、視聴覚資料は3点まで、貸出期間は2週間となっている。返却は、△市内すべての図書館で可能である。見つからない資料は予約ができる。カウンター他、図書館ホームページ、図書館の利用者用端末機から申し込みができる。予約は15冊までで、視聴覚資料は3点まで可能である。ホームページからは、貸出状況の確認や貸出期間の延長手続きも可能となっている。広域利用制度があり、△市立図書館の貸出カードで、〇市、〇市、〇市各図書館で、本・雑誌など52週間まで貸出が可能である。また、平成282月に、ICタグを使用したセルフ貸出機が2台設置された。

 特設コーナーには毎月テーマを決めて資料を展示している。児童サービスとして、ブックスタート、おはなしの時間を定期的に開催している。また、ボランティアグループによる、0.1才児向けの「ブックスタートひろば」、2.3才児向けの「おひざで絵本」のイベントも定期開催されている。学校との連携としては、小学3年生の町探検学習の一環として図書館見学が行われたり、中学2年生対象職場体験学習を受け入れている。毎年人気で断る学校もあったが、今年度から希望する学校はすべて受け入れるように調整した。中学・高校生は図書館利用が少ない年齢であるが、図書館を身近に感じられるよう工夫している。YAコーナーを今年度一階から二階に移動した。一階は児童書コーナーで子供向けに設定されていることから、一般コーナーに組み入れた。二階正面のわかりやすい位置に設置し、マンガコーナーやCDなどの視聴覚資料と隣接させ、椅子を設置することで、中学生、高校生が気軽に足を運び、居やすいように工夫をした。その結果、以前より中学生や高校生の来館者が増えるなどの効果がみられた。また、一般向けのイベントとして、「ちょっとCD書庫まで」を定期的に開催している。普段立ち入れないCD書庫が見学でき、直接CDを選ぶことができることから、毎回好評である。その他、本にブッカーを掛ける「透明シールはり講座」を開催したり、新年には一般向けの「新春朗読会」を開催するなど、地域住民の興味に即した行事を行っている。

7.おわりに

 今回の調査で、地域密着型の地域図書館として、様々な工夫や取り組みがなされていることがわかった。高齢者に対しては、大活字本を少しずつ揃えるなどの配慮がされているようだが、今後さらに高齢者や身体障害者へのサービスの展開が期待される。また、YA世代への働きかけが大変よく考えられており、その成果が上がっていることから、今後は学校図書館とも連携を図り、中学・高校生の読書の機会や調べ学習がさらに充実することを期待する。

 

 

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講評

△△市中央図書館について、同館を調査に訪れた時入手の資料を当レポートに添付

くださると参考になります。同館の概容はyくわかりましたが、対象別サービスとして、

乳幼児・児童向けサービスのほか、ヤングアダルト、高齢者、そして障害者などへの

具体的なサービスを詳述されると大変参考になります。利用者として、お気づきの点、

館当局に対して要望を出し館のさらなる発展へとつなげられてはいかがでしょうか?

 

総評

合格

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私は、ワードに下書きしたのち、それを見ながらレポートを作成しています。

その下書きにあたるもので、ここから字数や言い回しなど調整したものを

提出しています。

上にも書いていますが、こんなレポートでも合格できたんだなぁと、

ほんの参考程度でお願いします。

 

実は、このレポートは今まで提出した中で、一番戻ってくるのが早く、

提出した翌日でした。

 

恐る恐る開けると、

合格をいただきましたが、講評に色々あったので、もう一度出さなくてよいのかな?

と、少し戸惑いました(^^;)

 

参考文献として、市立図書館の図書館活動報告書などのアドレスと

最終アクセス日を西暦で記しました。

 

図書館に連絡後、訪問しました。

実際お話を伺う機会が得られたのは、

勉強になりましたし、楽しかったです。

 

訪問の際は、この図書館概論と一緒に、

図書館サービス特論、図書館サービス概論のレポートの設題の分も

図書館を観察したり、質問したりしました。

 

この3つは、レポート、試験準備とも一緒に進めると

重複した部分があるので、やりやすいと思います。