ロバート・マックロスキー/作
わたなべ しげお/訳
福音館書店 1965年
今日は かなり古い絵本のご紹介を
したいと思います
それだけ 皆さんに愛され続けた
名作なのですね
この絵本は娘が教えてくれたものです
お友だちのお母さんが
朝の読み聞かせで 読んでくれて
とっても 面白かったそうで、
学校から 帰るとすぐに 教えてくれました。
このおはなしは、ボストンでの実話なのだそうです。
かものマラードさんと マラード奥さんは
巣を作る場所を探していました。
マラードさんが 良さそうな場所を見つけるたびに
マラード奥さんが そこはだめよ、と 言うのです。
なかなか良い場所が見つからず
かもさん 夫婦は 飛び続けました。
ボストンのチャールズ川の水辺の茂みに
雛を孵すのに おあつらえ向きの場所を
見つけました。
川岸にある公園では マイケルさんというお巡りさんが
毎日 ピーナッツをくれました。
マラード奥さんは 巣の中に8つの卵を産み
雛が孵ると それぞれに名前をつけました。
ジャック、カック、ラック、マック、ナックに
ウァック、パックに クァックです。
奥さんは子育てに 忙しくなりました。
ある日、マラードさんは 川のようすを
すっかり調べるために 出掛けることにし、
1週間後に 公園で落ち合うことになりました。
その間、マラード奥さんは子がもたちに
泳ぎ方と潜り方を 教え、
一列に 並んで歩くことも 教えました。
呼ばれたら すぐ来ることも 教えました。
そして 1週間が過ぎ 待ち合わせの公園へ行くため
こどもたちを連れて 泳ぎ出しました。
かもたちは 岸に上がり 大通りに向かって
一列にならんで 歩き出しました。
道路を横切ろうとした時、走ってくる自動車の
警笛がなりました。
マラード奥さんと子がもは 鳴き続けます。
大変な騒ぎになったので マイケルさんが
笛を吹きながら飛んできて
交通整理をしてくれました。
かもの家族が 一列にならんで
行進する様子を見て
町の人たちは びっくりして 見つめました。
その先には、マイケルさんが手配してくれた
パトカーが待っていてくれて
無事 道路を横切り
公園に たどり着くことができたのでした
この本を読んでくださった
お友だちご家族は、
お父さんのお仕事の関係で 3年間、
ボストンで暮らし、
日本に帰国して来たばかりでした。
ボストンには この『かもさん おとおり』の
記念像があるそうです
このかもさん像やボストンの町の写真を
用意してくださっていて 見せてもらったり、
ドル札やコインを触らせてくれたとのことで、
娘はとても嬉しかったそうです
学校での読み聞かせでは
他のお母さんが どんな絵本を読まれたのか
いつも 気にしているのですが、
それぞれ 素敵な演出をしてくださったり
工夫されているようで
娘も 毎回とても楽しみにしています。
そして、ニコニコしながら話をしてくれるのを
聞いて、
良い経験をさせてもらっているのを感じます。
それに、私も 良い刺激に
早速、この絵本も借りてきて 私も読んで
大好きな 一冊となりました
かも夫婦が 子育てに適した場所を
一生懸命探す様子、
そして 子育ての場面など自分たちにも
重なるところもあります。
どんな動物の親も、一緒です
使われている色が 茶色一色なので
頭に思い描きながら聞けると思います。
とても丁寧に描かれていて、かもの親子が
かわいくって 仕方がありません
何より、登場するボストンの住人が素敵
最後に ボストンの地図も載っていて
私も 行ってみたいな、と思いながら
眺めました
いつか、家族で この絵本片手に
訪れることができたら いいなぁ
- かもさんおとおり (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)/ロバート・マックロスキー
- ¥1,365
- Amazon.co.jp
あ、ですが わざわざボストンまで行かなくても・・・
息子が今日から春休み。
我が家も かも親子のように
べったりな日々が はじまりました
大変ですが、楽しんで過ごそうと思います
今日は 早速 春休み中どのように過ごすか
1日のスケジュールと 予定表を作りました。
ダラダラ過ごしたら 1日など
あっと言う間ですものね。
有意義に過ごしたいと思います
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました
ランキングに参加しています
見たよと ぽちっ としていただけると
とっても よろこびます
いつも