指の相手は、雪国にいた芸者の駒子だった。
この場面は、リアルな性行為の描写ではないのだが、
それ以上にエロティックな感じがする。

ここでは女(駒子)は、読者の誤解と同じように島村の言葉を誤解している。
駒子は酔って、島村の掌に「好きな人の名を書いて見せる」といって
「島村」と無数に書くということがあった。

彼女は、その思いが彼に通じて、
島村が半年ぶりに彼女のもとに戻ってきたのだと思っているのだ。

だから、「分ってるわ。」とはそのことを意味しているし、また、
出会った翌日に「あんなこと」があり、「あの指」のことがあったという、
その中味のことを意味していると考えてもいいはずだ。

温泉とは誰しも裸になる必要がある。
そこが開放的になれるいい点でもある。
首都圏には熱海や箱根等メジャーどこはあるが、
長野のとある温泉を推す。
というのもこの前行って思ったよりよかったからだ。