雑木林は刈り払われて、カラマツの林に変りつつある。

遠い統合中学から帰ってくる少年たちが、沢の縁に立つ枯れかかった樹にかき上って、樹皮を小刀で剥いではしきりに白いボタッとしたものを頗ばっている。

この旅人は、高原のすべて喰えるものに強い興味を感じているのである。