友の妹(かおる)は魚津を慕っていました。
死んだ親友に応えるためには、かおるとの結婚しかないと決めた魚津は、美那子への思慕を断ち切るため、穂高でも最も困難なコースである厳冬の滝谷に入る決心を固めます。
冬の新宿、「上高地の徳沢小屋で待っていますわ」とかおるが言う。
「別の人間になってあなたと結婚します」と魚津。
発車のベルが鳴る。
ナイロンザイル事件の結末。
昭和33年"氷壁"が大映で映画化されます。
雪の降りしきる小屋の窓越しに、ひたすら魚津の姿を待つ、野添ひとみ。
小説もさることながら、この映画は大ヒット作品になります。
と同時に大登山ブームが上高地を襲います。
当時の新聞記事を少し紹しましょう。
「めったに、景気がよいといわない山の業者も賑わいがとまらない」
「熟海や伊東に代わって、200、300人と、まとまった招待組の一団がやってくる」
「このためバスも旅館もスシ詰めで、業者がいくら増発、増築を急いでも、間に合いそうにない」
「このブームは小説、映画の"氷壁"のせいです」等々。
その後の上高地、年間の利用客が何十万なのか、何百万なのか、計り知れないほどだったそうです。
死んだ親友に応えるためには、かおるとの結婚しかないと決めた魚津は、美那子への思慕を断ち切るため、穂高でも最も困難なコースである厳冬の滝谷に入る決心を固めます。
冬の新宿、「上高地の徳沢小屋で待っていますわ」とかおるが言う。
「別の人間になってあなたと結婚します」と魚津。
発車のベルが鳴る。
ナイロンザイル事件の結末。
昭和33年"氷壁"が大映で映画化されます。
雪の降りしきる小屋の窓越しに、ひたすら魚津の姿を待つ、野添ひとみ。
小説もさることながら、この映画は大ヒット作品になります。
と同時に大登山ブームが上高地を襲います。
当時の新聞記事を少し紹しましょう。
「めったに、景気がよいといわない山の業者も賑わいがとまらない」
「熟海や伊東に代わって、200、300人と、まとまった招待組の一団がやってくる」
「このためバスも旅館もスシ詰めで、業者がいくら増発、増築を急いでも、間に合いそうにない」
「このブームは小説、映画の"氷壁"のせいです」等々。
その後の上高地、年間の利用客が何十万なのか、何百万なのか、計り知れないほどだったそうです。