
私の初めてのアジアは
中華人民共和国。
中国国際航空に乗って
上海経由で北京へ。
当時、多くの大学の仲間は
北京派だったが
私の場合は完全に上海派。
2度目の中国で上海に降り立った時、
妙な感動に襲われた。
それ以来、ずうっとアジア通い。

北京の路地や横丁は
胡同と呼ばれている。
胡というとシルクロードを思い浮かぶが
もともとはモルゴル語の
「井戸」の意味があるとか。
上海で路地と言えば「弄」。
上海は人口密度の高い街で
なおかつ租界があったため、
不思議な国際都市、メトロポリタンだった。
北京の胡同は比較的静かな横丁だが、
上海は
横丁こそが活気の源であり
弄は人々の生活の匂いが
ひしめき合っている。

そういう上海が好きで
空港に降り立ちリュックを宿に置くと
まずは黄浦江沿いの外灘へ、
そして、豫園まで続く横丁や弄を
なんとなくふらつくのが
私の上海パターンであった。
1995 夏 上海

