夜明けのベトナム・ラオカイ省。
ハノイからの寝台列車SP3は
順調に中国との国境の町へ。

未知の土地へ向かう楽しさは
何ものにも代え難い。
まして、ここは
ベトナム、
ハノイでもホーチミンでも
フエでもホイアンでもない、
飛行機でひとっ飛びとは行かない
そんな町へ向かう高揚感は、
何度味わってもやめられるものではない。


ラオカイの町にあとわずか、
列車が速度を落とし
旅人たちがそそくさと
降りる支度を始める。
旅が動く瞬間!
鉄道旅、特に夜汽車に揺らてきたその先は。

荷物を持ってホームに降り立った瞬間、
初めての町の空気と匂いを吸い込む。
鉄道オタクならずとも……。
跨線橋はないから
そのまま、線路を横切って駅舎へ。
ガイドなんかいない気ままな旅は、
駅舎に入った瞬間から
次の移動作戦を考える。
ハノイの駅のコンコースでは
ラオカイ駅からサパまで行く
貸切タクシーの予約を受け付けている
旅行代理店のおばさんがいたが
それだけがサパへ向かう手段ではない。

サパまでノンストップの乗り合いタウンカー、
という手段もある。
6万5千ドンだから日本円で400円弱。
ラオカイで降りてサパへ向かう旅人は
ほとんどがこのこのダウンカーで
50分の山越え。

これが11人乗りの
サパ行きタウンカー。
さらに安く行きたい人のために
地元の皆さんのための路線バスが
駅の広場脇に留まっていた。
路線バスだからニーズに応えて
小まめに乗り降りがあるはず。
料金は4万ドン。
バックパッカーなら安い以外にも
楽しめそうなこっちを選びそう。 

かくして旅人を乗せて、
多くは欧米系とお見受けしたが、
満杯状態でちょっと暑さを感じながら。
サパまで運ちゃんは
やたら反対車線を使って
追い抜きをかけたおかげで、w、


45分ほどで標高1500m、
山間の坂道だらけの
ちょっと小洒落たサパの町に到着。
キャリーケースを引きずって 
朝7時過ぎ何とかホテルにたどり着く。