
今は去ること1990年代後半、
私が最初に台湾へ行った頃、
確か対台湾ドルレートは
3元を割っていたように記憶する。
台南でも台東でも
一杯めし屋のような店で
そのめしはなんというのだとか
偽北京語のような言葉を投げかけて
ほくそ笑んだいたような気がする。
私が食べていたのが
魯肉飯なのか焢肉飯なのか
今となってはよくわからないのだが。
その後、新宿のコマの裏に
「髭張」なんていう魯肉飯専門店が現れ
喜々として食べに行ったが
いつの間にか消滅していた。
近年のタピオカとか雪氷とか
台湾カステラのブームを思うと
地味に台湾めしの代名詞になりつつある魯肉飯、
それこそ、素とかレトルトとかが登場して
日本でも市民権を得つつあるのは
うれしいかぎりである。
醤油の味付けに口の中が
満たされ過ぎたりしたら
薄味の肉団子と大根のスープが
優しく中和させてくれる。
飛行機に乗る前の台湾めしの
王道を行く気分であった。
止められないな、台湾旅






