AIは「制約」を読んでいた | ゆっくり学ぶ (悪性リンパ腫と共に)

ゆっくり学ぶ (悪性リンパ腫と共に)

2012.04 鮒谷道場第16期に入門する
2012.10 悪性リンパ腫と告知を受ける
2013.01-09 ホジキンリンパ腫 化学療法 寛解
2014.10ー2015.03 濾胞性リンパ腫 化学療法 寛解
2016.03ー2016.04 濾胞性リンパ腫 化学療法 寛解

最近、
AIとの会話で少し面白いことがあった。

Xに貼られていた、
Stanford系の英語AI講義。

内容を理解したかった。

でも最初にAIへ送った文章は、
こういう感じだった。 

「英語がわからない」
「ダウンロードできない」
「Chromeでは開けない」

あとから見ると、
かなり“制約”が強い。

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その結果、
ChatGPTは、

「今の環境でどう見るか」

を中心に考え始めた。 

Android字幕とか、
ライブキャプションとか、
スクショ翻訳とか。

つまり、

“今ある条件の中での解決”

を優先していた。

これはこれで自然だった。

でも、
Claudeは少し違った。

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Claudeは、
目的側を優先して解釈したらしい。

だから、

「YouTube版を探しましょう」

と言ってきた。 

環境そのものを変えた。

これ、
かなり面白かった。

同じ文章なのに、
探索方向が違う。

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ここで少し怖いと思ったのは、
人間側って、
最初から整理できていないことが多い。

今回も本当は、

「英語LLM講義を日本語で理解したい」

これが目的だった。 

でも入力として強く出ていたのは、

「Chromeで開けない」
「ダウンロード不可」

みたいな制約だった。

するとAIによっては、
問題そのものが、

「再生環境トラブル」

として固定される。

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これ、
単なる性能差ではない気がした。

どちらかというと、

“利用者の曖昧さを、
どこまで吸収するか”

の差に近い。

今のAIって、
人間側が整理するほど性能が上がる。

でも逆に言うと、

AIを使うために、
人がAI向けに話を整理している感じもある。 

ここ、
少し不思議だった。

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たぶん人間同士なら、

「英語わからない」

だけでも、
ある程度空気で補完する。

「翻訳したいのかな」

「字幕ほしいのかな」

「理解したいのかな」

みたいに。

でもAIは、
まだそこが不安定で、

制約を強く読むAIもあれば、
目的を推測しにいくAIもいる。 

だから最近、
AIとの会話って、

質問力というより、
“探索方向の調整”
や、
“どの問題として扱わせるか”

に近い気がしている。

どこへ向かわせるか。

何を優先させるか。

そこが少しズレるだけで、
会話全体が変わってしまう。

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理想はたぶん、

人間が整理して話すことじゃなくて、
AI側が曖昧さを吸収してくれることなんだと思う。 

曖昧さを吸収してくれるAIは便利。

でもその補完が外れると、
今度は“自然にズレる”。

その境界が、
まだ少し揺れている。