ちゃんと分かった気がした、そのあとで
使い続けているうちに、
少しだけ違和感に気づくことが増えてきた。
AIの答えが、どこかズレているときがある。
間違いとまでは言えないけれど、
自分の感覚とは、少しだけ噛み合わない。
「たぶん、ここが違う」
そうやって指摘してみると、
AIはすぐに修正してくる。
言い直された文章は、さっきよりもずっとしっくりくる。
「ああ、これでちゃんと分かった」
そう思えた。
むしろ最初よりも、理解が深まったような感覚さえあった。
でも、少しだけ引っかかる。
その“しっくり”は、
本当に自分がたどり着いたものなのか。
それとも、整えられた形に納得しているだけなのか。
ズレを直せば、正しくなる。
そのはずなのに、
直したあとのほうが、なぜか疑いにくくなる。
分かった気になる感覚が、
前よりも滑らかになっていた。
それが良いことなのかどうか、
まだ判断できるほど、自分の中ははっきりしていなかった。