東大卒ハローワークに通う(まとめ)
一か月半にわたる無職=バイト・雇用保険生活=求職活動を通じて感じたことは、仕事を探すのも簡単ではないということである。 ハローワークには人があふれている。雇用保険の窓口には失業保険を当てにする人たちが真剣な表情で並んでいる。仕事探しのコーナーではパソコンに順番待ちが出るくらいである。 求人を検索すると、確かに募集はある。ただし介護、保育など業種が偏っていたり、最低賃金なみの仕事ばかりだったりする。61歳と入力するだけでヒットする件数は大幅に減り、年齢不問と書いてあっても応募できるか問い合わせてもらうと丁寧に断られたりする。 日銭を稼ごうと派遣に登録しても和歌山県ではめったに仕事がなく、大阪までエリアを広げても業者に登録させられるだけで仕事を回してはもらえない。確かに工場での単純労働などは人手不足みたいだが、日当は安く還暦過ぎた身には辛い。 同時に感じたのは公務員や団体職員は恵まれているということである。私が勤務していたいくつかの職場の待遇と仕事内容を考えると、(私を含め)も らいすぎだろうという人が多い。 ふと父のことを考えた。定年退職後、父はヤマギシへ働きに行っていた。待遇はわからないが、ガンで入院するまで働き続けた。生涯のんびりすることのない人生。ようやく仕事から離れることができたのは入院生活だった。私も父のようにずっと働き続けるのだろうか?