今日は固有感覚について考えてみたいと思います。
固有感覚という聞きなれないので、解りにくいと思いますが
ボディイメージと言えば少しは解りやすくなると思います。
固有感覚とは、自分の体がどういう風になっているか、を感じる感覚です。
例えば、
普通の人は目をつぶって右手を誰かにもちあげられたとしても
自分の右手がどのくらいの位置にあるのか解ります。
そして「左手をだいたい同じ位置にして下さい」と言うと
左手を同じような対照的な位置にあげることが出来ます。
以前ウチの長男にこの方法で固有感覚を確かめた事があります。
目をつぶらせて、「きをつけ」をして立たせて
体全体で「Y」の字になるようなイメージで、
まず右手を私が動かしました。
そして長男に「左手を同じようにあげてみて」というと
見事!? 左手は耳にくっつきそうなくらいまであげていました(^▽^;)
ウチの長男の固有感覚は、かなりズレがあるようです。
固有感覚が上手く感じ取れないとどういうことになるかというと、
自分が思っているのと実際の体の動きが違ってくるため
飲み物をこぼしやすかったり、細かい字がうまく書けなかったりします。
また自分の体の幅などがわかりにくいため、壁にぶつかりやすかったり
そんな小さな隙間には入れないだろう!というところに入ろうとしたりします。
実際ウチの長男も、引き戸が微妙な開き具合の時にはよくぶつかっています。
また、
ラジオ体操なども、自分の体の位置が目で確認しなければ解らないようで
目で手の位置を確認しながらやっています。だから、
常に顔は手を見ていて、首の動きが他の子達と全然違っていて
前を向いて体操をすることができません(><;)
ここからはちょっと専門的な知識になりますが
固有感覚が上手く感じ取れない原因として考えられるのは以下の通りです。
①筋肉の中にある筋肉の状態を感じとるセンサーみたいな部分があり
そこに不具合があり、自分の体の位置をうまく感じ取れないのではないか
②センサーから感じとった感覚を脳に伝えるまでの経路に何か問題が
あるのではないか
③無事に脳まで感覚が伝えられるとしても、脳の部分が上手く働いていない
のではないか
ということになります。
もちろん、感覚を感じとるだけでなく、反対に体を動かす時も
今度は反対の経路で、脳から体を動かそうとして命令を出しても
筋肉まで伝える経路に問題があったり、
筋肉のセンサーがうまく働かなかったりして
結果、自分が思っている通り体が動かないということになります。
ですので、固有感覚に問題がある子には
口で教えたり、手本を見せることより、
実際に本人の体を動かしてあげて教えてあげないといけないようです。