うちの娘は記述が苦手でした。
バツをもらうのが嫌なんです。書かないと上達しないと言っても、部分点を狙ってと言っても、なかなか書けませんでした。白紙のときも結構あって、そんなときは決まって「何を書けばいいか分からない」と言っていました。
先生に勉強方法を相談しても具体的なものが出でこなかったので、参考書を探してみました。5年生のときに、『国語の読みテクトレーニング』や『受験国語の読解テクニック親ナビつき』をやろうとしましたが一人では続かず(^^;
平日に私が娘と一緒に勉強する時間はほぼなかったので、一人で続くものを探し、結局、6年生のときに、啓明舎の『小学国語 読解の基礎(3年~5年向け)』をやりました。少しずつでも続いたので、娘にあっていたのかもしれません。問題を解くのも大切だけど解説を読む方がもっと大切、と話して、解説を読むことに注力させました。
そして、もう一つ、『塾で教える国語(文学的文章の読解)』です。これは問題は一切解かずにひたすら、問題・解答・解説を読ませました。記述は書いて演習を積む方がいいのでしょうが、娘は書く手前で思考が止まっていましたし、6年生で時間がないこともあり、読むことだけで良いと言いました。この参考書は、解説の詳しいものを探していくなかで見つけました。解説を読むことで、少しでも記述に取り組むときの思考回路が出来上がればいいなと思っていたのです。娘も、書くのは面倒でも読むだけなら楽チンと言って続けられました。とは言っても、本当は、この物語文用の解説を何度も読むとか、この次に論説文用に取り組むとか、そんなことも考えていたのですが、時間的にこの1冊を1回読むのがやっとでした。
それから、6年生前期の本科の宿題だった“誤答分析”も良かったのだと思います。テストの度に、ノートに自分の間違えた答えと模範解答を貼り、どの要素が足りないなどの間違えた原因やもっとこう答えれば良かったという内容を書いていました。それまでも振り返りは一応していましたが、先生に提出は殆どしていませんでした。内容も薄っぺらいもので。
けれども、本科の先生から「これをやることで後期に過去問の振り返りをする力がつく。やっておかないと後期に過去問の振り返りができず、これができないと過去問に取り組むことができない」と言われていたので、私も娘のノートをチェックして、取り組ませていました。そのかいもあってか、この誤答分析のノートには先生からお誉めの言葉をもらえていたので、娘はこの言葉を励みに何とか頑張っていました。
技術的な面では、こうやって力をつけていたのだと思います。でも、精神的には、まだ書く勇気が持てなかったようです。
過去問で白紙の解答欄を見たときにまずいと思い、せめて部分点でももらえればと、「キーワードを、大事な言葉を一つだけでもいいから書いてごらん」と言ってみました。文章は書かなくてもいいから、キーワードだけ。
そしたら、案外すっと、文章も書けるようになったんです。キーワードを書こうとして考え、キーワードが見つかると、そこから文章を書くきっかけが見つかるようでした。
それまでも、何度か「キーワードだけでも」と声かけをしていたつもりでしたが、タイミングが悪かったんでしょうね。少しずつ思考回路ができて、そのタイミングでキーワードがきっかけになった、という感じでした。
私も、「完璧な答えは書かなくていい、1点をもらいにいこう。どこまで分かったかだけ、先生に見てもらおう。」と言っていたので、娘も少しずつ力を抜いて取り組めたのかもしれません。