寒い。寒すぎる。この冬一番の寒さちゃうん?そんな2025年2月7日(金)でした。
職場の飲み屋みたいなライブハウスみたいな店も、そらもう閑古鳥が鳴く夜でした。しゃあないよ。
だって。だって。明確に。あきれるほどに明確に。「寒すぎる」んだもん。
店内も、暖房どんだけガンガンにしても、寒いっすよ。天井高いし。空間広いし。
職場での俺のいつもの立ち位置は。レジ回り。だから、外に、一番近い場所なの。扉一枚隔てたら外なのよ。
超用心して、スーツの下、ワイシャツの下はガッツリと、ヒートテックの長袖白Tシャツだしヒートテックのパッチもズボン下は完璧装備。
だが寒い。寒すぎる。だって扉一枚隔てたら外やもん。そら寒いっすね。
なんか、こんな寒さを体験しちゃうと、11月になった時の「いやあ、すっかり寒くなってきたなあ~」な思いとか。年末の「いやあ、年末寒いっすねえ!冬、本気出してきてますねえ!」の思いとか。ちゃんちゃらおかしかったっすね、おい鈴木スーおめえ、マジあめえよ、とか思いますね。
もうなんか、寒さを尊敬するよ俺は。寒いって凄いよ。尊敬するよ俺は寒さを。
詩人の高村光太郎に「冬が来た」って詩があるんですが、多分、中学校か高校の国語の教科書には大抵のっていると思うんですが、良い詩です。冬がくると、真冬がくると、とんでもない寒さを経験すると、あの詩をいっつも思い出すんだよなあ。どんな詩かといいますと。ネットで調べてみてください。直ぐに出てくるはずなんで。「高村光太郎 冬」とかで、多分すぐでまっせ。マジで。
で、こっから本題ね。前置き長すぎやで!
真冬の日本で。一応京都市内での話なんですが。僕、京都に住んでるんで。インバウンドのかた。外国人観光客のかた、すっごく多いんですがね。阪急嵐山駅とか、週末とか、電車からドカーッ!!とインバウンドのかた、降りてくるやないですか。あるいは祇園の街中の縄手通りとか花見小路通りとか四条通とか、ビックリする程沢山のインバウンドの人々、いはるやないですか。
流石に今日の極寒のなかでは、どうだったかは謎なんですがね。基本、どんなに真冬の時でも、外で、寒風吹く空の下の外で、すっげえ沢山のインバウンドの人々の中に、たいてい1~2人はね。「半袖Tシャツ1枚だけの姿のインバウンドの人」って、いるんですよ!いはるんですよ!おられるんですよ!
コレは神に誓って本当の事です。ジョジョの奇妙な冒険第三部「未来への遺産」の後半あたりのポルナレフのセリフをもじると、「ありのまま 今 見たことを話すぜ。寒すぎるから俺はその人の前で5枚重ねのバンバン厚着をしていたがその人は半袖Tシャツ一枚だったぜ」ということですね。
あれ、ホンマに凄いと思う。なぜにあのインバウンドの人は、寒くないのだろうか?いや、寒いのか?実際には寒さを感じているのか?でも半袖Tシャツ一枚着てるだけですやん?いったいどのような感覚なの?凄く聞いてみたい。質問してみたいんです僕は。その人に。「あなたは何故この寒空の下で半袖Tシャツ一枚で過ごすことができているのですか?」って。凄く訊いてみたいんです僕は。でも僕は英語が堪能じゃないしましてやいきなりそんな事を話しかけたら失礼に当たる気もするから訊けないんだなあ。
今の僕の望みは、真冬の京都市内をTシャツ一枚で悠々と歩いている外国人のかたと仲良くなることであります。マジでウルトラ質問してみたい。「何故あなたはこの寒さを平気なんですか?」と。
あのかたがたは、真冬のニッポンの寒さなど、物の数にも入らないほどの極寒の国から日本に観光に来られたのだろうか?
或いは、これは僕の勝手な想像なのですが。日本人って、結構、暑かったり寒かったりしても、即座に着ているものを脱いだり着なおしたりしての感じで、寒暖を調整する事って、少ない気がするんですよ。ちょっと寒くても「もう一枚服をはおるよりちょっとこのまま寒さを耐えよう」とか、ちょっと暑くても「もう一枚服を脱ぐのは面倒だから、ちょっと暑さを我慢しておこう」みたいな感じで。考える日本人って、多い気がする。僕の勝手な想像ですが。
で、それに対して外国人の方は、暑さ寒さを衣服の脱着で容易に対応する事に慣れている、のかもしれない。「暑いんだから一枚脱ぐよ。その方が快適だよ」「寒いんだから一枚着る物を羽織るよ当然だよ寒いんだから」みたいな考えで。で、あの真冬で半袖Tシャツ一枚の外国人のかたは「そら日本は冬かもしれないが、私は十分に身体はあたたかいんだ。だからTシャツ一枚です。わたしにとっては至極当然のTシャツ一枚姿です」という気持ちなのかもしれない。そのあたりが、凄く気になる大寒波の夜です。
このブログをお読みのあなたも、真冬の京都に来られることがありましたら、四条河原町ですとか祗園とかの繁華街ど真ん中で。或いは伏見稲荷とか二条城とかの超大定番観光名所でしばらく立ち止まって、道行くインバウンドのかたがたを、ウォッチングしてみてくださいませ。ほぼ間違いなく。100人に1人くらいの割合?だと思うんですが、半袖Tシャツ1枚のインバウンドのかたを、見かけるはずなので。コレは本当の本当にマジです。神に誓って真実です。
今夜の一曲!
ミスチルの笑っちゃうほどのド名曲をどうぞ。明日も絶対寒いと思うけど、本当にそうなのかどうなのかは、誰にも分らないのです。明日は決して分からない。でも明日も絶対寒いっすよね。ちゃんちゃん。