9月13日(水)
岩波ホールで上映中の『静かなる情熱 エミリ・ディキンスン』を観ました。
北米マサチューセッツ州アマーストという町で、白いドレスを着て
美しい自然につつまれた屋敷から出ることなく無名のうちに亡くなった
詩人エミリ・ディキンスン(1830~1886)の少女時代から、
詩作を心のよりどころとした晩年、亡くなるまでを
20篇近い詩を織り交ぜて描かれた伝記的作品です。
死後、妹のラヴィニアが整理ダンスの引き出しから1800篇近くの詩を発見して、
認められた、アメリカを代表する詩人だそうです。
この映画はイギリス人監督、テレンス・ディビスが、彼女へ捧げたオマージュのようです。
エミリ役は、シンシア・ニクソン、
シンシア自身が、エミリの熱心な愛読者というだけあって、
彼女の詩の朗読は、
聴いていて心地よかったです。
快活だった少女時代から、
宗教や社会の押し付け(古い時代の慣習のようなもの)
による生きづらさの中で、試練によって彼女の言葉は磨かれます。
エミリの家族、友人
みんな、それぞれの立場で、エミリを理解し、支えます。
いつもそばで支えた妹役の女優ジェニファー・イーリーのユーモアと優しい笑顔に癒されます。
実際にエミリたちが暮らした屋敷や庭で撮影されたそうです。
この映画を通して
「エミリ・ディキンスン」という詩人を初めて知りました。
いろんな作家が、エミリのことを絵本や、推理小説にしていて
どの作品も、挿絵がきれいだったり、おもしろくて
最近のマイブームになっています![]()
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エミリのことを尊敬していた、ターシャチューダーさんが挿絵を描いている
『まぶしい庭へ』
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『エミリー』
ディキンスン家の向かいの家に越してきた女の子が主人公で
近所で変わり者と噂されていたエミリーのことを知りたくて、
「詩ってどんなもの?」とお父さんに尋ねたり、
母親がピアノ演奏のためにお宅を訪問するとき
春を感じるプレゼントとして、
ゆりの球根をこっそりポケットにしのばせたり、
女の子がとてもかわいい。
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ディキンスン家にやってきた白ネズミのエマライオンと
エミリとの文通を通して、心を通わす様子が
エマライオンの日記風につづられています。
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推理小説 「エミリーディキンスンは死んだ」
ジェーン・ラングトン
エミリ没後100年シンポジウムの催し中に、起こった殺人事件を
エミリ研究家の大学教授や友人の元刑事の大学教授ホーマー夫妻が
解決していくミステリー。
映画を見てから読むと、お屋敷の様子やアマーストの町が
なんとなくイメージできて、おもしろかったです。
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「ディキンソン詩集」
原文と日本語訳が見開きページになっているので
原文に触れる良い機会になりそうです。
武満徹やサイモンとガーファンクル、ウディアレン、スヌーピーの作家チャールズシュルツもエミリのファンだったそうです。
まだまだいろんな作品に出合えそうです。
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