境目のしっぽ わたしの卑屈な拗ねは 時折 牙を出して豹変する いじけておとなしかった 涙もろい女が 鋭い目になり 攻撃的になる かわいい拗ねた猫から 猛獣の虎と変化する その分岐点がどこなのか わたしにもわからない 猫から虎の境目のしっぽ それを踏んだ人は 悲劇であり 喜劇でもある どちらにしても きっとその人は しあわせ