父が亡くなってから、散歩も寂しい黒柴。時々私が散歩に行くのを、率先して走ったりしていました。
そんなある日、仕事中に兄から留守電。気がつかず確認が随分遅れてしまった。
留守電を聞くと、
黒柴が泡を吹いて足をばたつかせている。
どうしたらよいか、というものだった。
時は30分以上も経過、この時点で病院に行ってなければ黒柴はあふないかも!焦りながら折り返ししても電話には出ない。急いで病院にかけてみると、もう処置が終わる頃。ひとまず良かった!黒柴は入院となった。
てんかん発作。らしかった。
コロナの時期もあり、本来予約をしないと面会できなかったが、その日は特別に面会させてもらえた。
まだあまり動けない体でも、呼び掛けたら、体を起こそうとする。その健気さに涙が出てくる。
また、来るね。と動物病院をあとにした。
翌日も予約させてもらい、顔を見に行った。少し痩せたようだが、確かに今まで太り過ぎていたから、食事管理でかえってよかったかもしれない。
そろそろ、退院との連絡もあったが、脳に疾患があるのであれば、ケージやトイレをきちんと用意する必要がある。
家の中のことも少し変えなければ用意できない。
その為退院予定日を少し延ばすことになってしまった。
用意できて、戻ってきた黒柴はとにかく遠吠えをするようになっていた。
隅っこに入ろうとしたり、起きれなかったりすると、とにかく遠吠えのように大きな、そして、切ない声で吠える。
それが少しでも楽になればと、老犬クリニックに月一回行って、針灸、マッサージの施術を受け、漢方をもらうことになった。
しかし、なかなか遠吠え、治まらない。
認知症の母は、黒柴の疾患を理解することができず、ただ怒る。ケージも開ける。人間の食べ物もあげる。
危険がいっぱいになってしまった。
仕方ないことではあるが、今まで自由に、黒柴に人間のものを与えてきた母。何故ダメなのか理解できない。
黒柴はお腹が弱く、人間の食べ物によってはひどく下痢をしてしまう。
鳴けば怒る。それはもう黒柴にもわからない。
この状況をどうしたらよいのか、悩みつつ、時間は過ぎて行きました。