もうだいぶ昔ですが、登りました。
私はワンダーフォーゲル部に何を間違えたのか、入部したんです。
女子にとっては危険だし、道具や旅費にお金はかかるし、父親にもお金を無心し迷惑や心配をかけました。
当時私の母はやたらと友達と遊びに出掛けたり、泊まったりすることには異常にうるさかったので、そういう部活なら外泊しても許されるだろうと考えたからかもしれません。
私は母にあまり信用されていなかったのでしょう。
男女交際でも相当罵倒されました。
それでも、山は正直本当に辛かったけど、帰って来たらまた登りたくなるんです。
今では遠くから美しい山の景色を見るだけですか、美しくそして険しく厳しい北アルプスに登った経験は私の宝物なんです。
穂高、槍ヶ岳、常念岳、蝶ケ岳、三俣蓮華岳、雲の平ほとんど雨天だったけれど、常念岳、蝶ケ岳は晴天で、空気が清んでいました。
雲の平には登っても登ってもなかなかたどり着かなくて、雨のせいもあってみんな疲弊していたのを覚えています。もうすぐテン場だというところで次々と皆転ぶんです。不思議でした。
危険な目にも遇いました。高いところからフラっと落ちたりしました。
たいした怪我にならなかったのは見えない何かが守って下さったからだと今も思っています。
北アルプス、そして仲間は私を成長させてくれた貴重な存在です。