アシックスの新製品「S4」に注目が集まってます。

これ、個人的にも興味ありの一足。

(ASICS社公式HPより)

 

フルマラソン4時間切りを目指すランナーのために開発されたシューズ

 

公式サイトやネットでの紹介記事を読んでモヤモヤ感を感じてました。

 

その違和感を、昨日見たStepスポーツさんのYoutube動画がすっきり解消してくれました。

 このブログの下の方でリンク貼っておきます。


 私の感じた違和感とは、

 

アシックスさんは公式HPでもS4は「サブ4を達成するためのシューズ」、「メタスピードとマジックスピードの間の位置づけ」と言っている。

 でも、少し前まではマジックスピードはエリートランナーも履くハイエンドレースシューズのメタスピードシリーズの練習用シューズの位置づけで,

サブ3.5前後の人のレース用シューズにもなるシューズと言っていたのでは?

 

サブ4用シューズ(ということはサブ4まだの人が履くシューズ?)の方が、値段はさておき上位ランクというのはどういうことだ?

しかも、急にマジックスピードは初めてカーボンプレート厚底シューズを履く人向けと言い出した。

 

何だ、この訳わからない状況は!


800km近く走った初代マジックスピードをそろそろ買い替えようとマジックスピード2も候補に考えている人間を困惑させるだろう!


(ASICS社公式HPより)

 

スペック的には、ミッドソールがマジックスピードがFF BLAST PLUSに対して、S4はより反発性のあるメタスピードシリーズでも使われているFF BLUST TURBOということで、より上位の仕様なので、マジックスピードの上位機種というのはわかる。

 

それであればサブ4達成した後さらに上を目指す人のレースシューズ。

 

初代マジックスピードを履いて感じたのは、マラソンを始めて間もないがもともと体力もあり記録がどんどん伸びているステージの人がサブ4達成用に履くのはありなシューズだと思う。一方で、なかなかサブ4達成できない人が、これ履いたからってサブ4ができるかと言えば、足が疲れるだけでメリットないと感じてます。

 

S4がこのスペックで、これからサブ4を狙う人のためのシューズという位置づけはあまりにおかしい。

 

この疑問、Stepスポーツさんがスタッフさんが放つ一言でスッキリ。

 

”これはサブ4狙う人のレース用シューズ”

 

この”レース用”というのがミソ。Youtubeの話をまとめると(私なりの解釈かもしれませんが)

 

レースでハイスペックなシューズを履けば速く走れそうな気がするということでメタスピードシリーズやヴェーパ-フライを履き、足が持たずに失速。こんな、背伸びをしたがるランナーの願望に沿うために登場したのが「S4」。

 

サブ4程度なら、メタスピードはオーバースペックだから、背伸びするにしてもこれくらいにしておけという商品。

 

マジックスピードはメタスピードの練習用と謳ってしまった以上、憧れの対象にはなることはできないので、その代わりにレースで上位レベルのシューズを履きたいという欲望を満たすのが「S4」だと


 https://youtu.be/8td85XtPq38 


いやぁ、この説明は分かりやすい。

もちろん、アシックスさんの公式見解ではないと思いますが、これまでのモヤモヤがスッと晴れました。

 

スペックうんぬんではなく、ランナーの心理を踏まえての商品販売戦略に基づくカテゴライズと思えば納得。

 

サブ3.5をよりもサブ4の層をターゲットにした方が、市場規模は大きくなるし、この層はランニングに興味を持ち始めた購買力の高い40代、50代がゴロゴロいるのでマーケットとしては優れているから、サブ4請負シューズという謳い文句で購買欲をくすぐる戦略。アシックスさん恐るべし。

 

重さがあと10g軽かったら絶対に買いのスペックなんだけどなぁ。

東京マラソン終わってから考えよう。


注: 以上はすべて個人の考えであり、メーカーさんの思いとは異なる場合あります。

 

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