仕事後、20時前、ジョギング開始。

 

この夜も暑く、気温30度。 風ほぼ無し。 当然、汗は滝のように流れ出す。ゆるゆるジョグなので、久々にチャイニーズガーデンの中へ。 以前は、ポケモンハンターたちが、亡霊(もしくは、キョンシー)のように溢れて、園道を占拠していたのですが、さすがに、もうね、飽きたのかな。 ハンターはおらず、走る人、歩く人ばかり。(健全でヨロシイ!)

 

 

ゆるゆるなので、太宰治の 「走れメロス」を聴きながら、走る。 暴君に友達を預け、妹の結婚式のために村へ帰るメロス。

 

往路(町→村)は、「メロスはその夜、一睡もせず十里の道を急ぎに急いで、村へ到着したのは、翌る日の午前」 という、1文でゴール。

 

復路(村→町)は、まず寝坊から始まり、 「ぶるんと両腕を大きく振って、雨中、矢の如く走り出る」。 村を出て、野を横切り、森をくぐり抜け、隣村に着く。 そして、そんなに急ぐ必要もないということで、ゆっくり歩きだす(えーーー!)。 それも、好きな小歌をいい声で歌いながら(笑)。 いい声で歌いながら♪ イイコエデウタイナガラ☆

 

そして、氾濫した川の手前で、めそめそと泣き、ゼウス(神)に哀願。 なんとか濁流を渡り切り、山賊を3人殴り倒し、一気に峠を駆け下りる(箱根6区か?)。 その後、疲労でダウン。そして、この日、2度目の悔し泣き。 自分のコトを、韋駄天やら、よくやったやら、真の勇者やら、恥ずかしげもなく自画自賛して、最後には、もう、どうでもいい、セリヌンティウスよ、許してくれ、と早くもギブアップ宣言。

 

で、うだうだ女々しいコトを言った後、まどろみ(昼寝)。 体力が回復したのか、水を飲んで、再スタート。 ここから、メロスのランニングマナーは悪くなる。 路行く人を押しのけ、跳ね飛ばし、野原での宴席のまっただ中を駆け抜けて、犬を蹴っ飛ばす。(多分、ここらへんで、全裸になったものと思われる。)

 

呼吸もできず、2~3度、口から血を吐く。 最後は、フィロストラトスという伴走をしたがえて、「真っ裸」でゴール。

 

セリヌンティウスと殴り合い、皆に裸体を見られて、緋のマントを着せられ、赤面して、ヒーローインタビュー終了。

 

 

名作ですよ、やっぱり。