「えっ!課長は54歳なんですか!?父より年上だなんて、全然見えません!お若いんですね!」

 

二十歳の女性部下からこのように言われて、上機嫌なハルミサです。うん、この子は世渡り上手だし出世するな笑

あっ、冗談です。もちろん正当に評価しますよ…。

 

 

 

 

さて、富士登山競走レポの続きです。

 

馬返し通過は1時間06分33秒。中ノ茶屋の遅れを取り戻すどころか、昨年よりも16秒だけど速く到着した。たかが16秒されど16秒。富士登山競走の馬返し地点での16秒は、まあまあデカいと思う。

 

みんなが歩いているから「まあいいか」と思って木段階を歩いて登る。登り終わって少し小走りをしたらプチ渋滞。「あれ?もう渋滞?」。ここは流れに身を任せる。

 

2合目手前までは、走っては止まり、歩いては止まりで、ちょこちょこ渋滞。ただし順位は上げているはずである。

 

 

なぜならば、所どころに設置されている雨水浸透升の「中央突破」はマストだからである。ほとんどのランナーは左右に別れて行儀良く進む。しかし、ここで中央突破することによって、必ず2~3人を抜くことができる。「必ず」である。

 

 

2合目手前では大渋滞。

 

後方からは、「みんな、頑張ろうぜ~」という声が聞こえる。渋滞の原因を作っている選手に対してであると思う。富士登山競走は、全員でゴールを目指す大会だ。
 
コロナ禍前の山頂コース出走者は2500人だった。その時と比べれば大したことはないが、昨年よりも渋滞した(写真は2019年)。これが昨年よりも五合目到達時間が遅かった理由である。
 
ただし、ここで脚を休めることができた。自分よりも後ろの選手には申し訳ないが、これはポジティブ要素でもある。いくら山が強い人でも、相当なスペシャリストでない限り、今年は馬返し1時間8分が、タイムリミットだったかもしれない。予定よりも少し早かったけど、渋滞中にカツサプ4粒を補給。馬返しでソフトフラスクに水を補給しておいてよかった。
 
 

2合5勺の給水所では、飲み物の他にバナナを食べた。例年はほぼ丸飲みだけど、速やかに体内へ吸収されるように、口内で潰して水で流し込んだ。

 

この先はシングルトラックは少ないので、ロードに出るまで渋滞によるストレスはなかったと記憶している。隙があれば横から追い越せるスペースがあるからだ。

 

5合目手前で一旦ロードに出る。普通はロードの方が速く走れるはずなのに、どういう訳かロードの方が遅く感じる。いや、絶対にロードの方が遅い。なぜなんだ凝視

 

2019年大会(悪天候で5合目打切り)2017年大会で佐藤小屋手前のシングルトラックで大大大渋滞が起きてから、5合目関門はロードで迂回するようになった。そこでの渋滞はなくなったが、その分だけ距離は延びた。

 

この方がスムーズなので、これはこれで良いが、ロードを走るのが遅いのが難点だ。

 

5合目関門通過は2時間10分05秒。ゴール関門に間に合わなかった昨年よりも約2分遅かったけど、不思議と焦りはなかった。

 

給水所の手前でオレは摂取すを飲んでから、スポドリと水を飲んだ。バナナも食べたが、パンは食べたい気分になれずスルーした。

 

給水所を過ぎて砂地を登り、里見平☆星観荘前でヘルメットを受け取り6合目を目指すのである。

 

 

つづく。