トレラン翌日、ふじさんは筋肉痛になったらしいけど、自分は筋肉痛にはなりませんでした。


理由は主に2つあります。


一つは、ふじさんが鎌北湖からトレイルや峠道を約15kmも余計に走っていること。


もう一つは、彩の国以降、2ヶ月もトレイルから離れていること。


使う筋肉が違う。それだけ山、特にトレイルは特殊であると言えるでしょうね。



関八州見晴台までの急登では、出力を9割5分まで上げたところ、真後ろにいた「サイラー」が少し離れました。


「ついていけなかった」と言われました。


最初は写真でも撮っているのかな?と思ったのですが、どうやら違ったようです。「ついていけなかった」と言われた瞬間、えっ?本当に?と思いましたが、すぐに心のなかで微笑みました。心のなかだけですけど…。






掲題の「最大出力」とは、機器が瞬間的に出せる最大の電力のこと。


ランニングで例えるなら、短距離走とか、中長距離のラストスパートのような場面ですね。


一方、「定格出力」とは、安定して継続的に出せる最大の電力のこと。


長距離を一定の速度で走り続けるための「持久力」のようなものです。


ワタシは富士登山競走では、この「定格出力」が重要だと考えています。


おそらく5合目関門通過は、2時間10分前後(関門5分前)になるでしょう。また、8合目関門の通過は、3時間55分前後(同じく5分前)になると思います。


昨年は8合目を3時間55分25秒で通過したもののゴールできませんでした。


スタミナと持久力が足りず、何よりもメンタルも弱かったと思っています。


今年は彩の国でスタミナとメンタルを鍛え、関八州や武甲山で「定格出力」の向上を図りました。


山頂到達は、甘めに見積もっても4時間30分ギリギリになるでしょう。


最終コーナーを曲がり、鳥居の下からは、先日の関八州で見せたような「最大出力」をフルに発揮して、歓喜のゴールに飛び込みたいと思います。