レース直後の生まれたての小鹿が
漸く二足歩行できるようになりました
レース後100時間経過してやっとです
力を出し切った証と思っていますが
他の人達はどうなのでしょうか
今回は完走が目標で
・ケガをしない
・Northは頑張りすぎない
・最後まで諦めない
の3つが最大のテーマです
スタート後は約3kmのロード
取りつきから急坂を登ると
走りやすいシングルトラックになるため
ここで走らされ過ぎないようにと
ゆっくり入りました
すると予想以上の大渋滞

ここは焦らす腐らず進むけど
8人前の人のペースが遅すぎる~

そのペースでは絶対完走できんだろ~

でもこれはスタミナを温存するため
自分がとった戦略だから悪いのは自分
そのまま我慢、がまん、ガマンだ
3kmほどすると延長は短いけど
幅員がそこそこある林道に出てから
さっきの遅い人を抜いて
その後はマイペースで進みました
大築城跡ではレインを装着しましたが
まさか深夜未明まで降り続くとは
知るよしもありませんでした
目標より20分以上も遅い

バナナ、パン、カステラをいただき
やる気が多少なりともアップする

パラグライダー飛行機もご覧のとおり
ガスっていたよ
そして堂平山山頂に到着
ここでmimisukeさんに追い付いた

エイドの写真は撮り忘れたけど
スープパスタがおいしかったな~

R2さん寒かったでしょ
ありがとう
泥水が滝のように流れていく
登りはなんとかなるけど
下りではそこらじゅうで
尻餅のオンパレード
スキーでいえばゲレンデをボーゲンで
直滑降滑走しているようなもの
脚への負担は増すばかりだ
落とし物を探すかのように
全員が下を向いて歩いている
いなり寿司がめっちゃうまくて
スタッフさんがお盆に置いても
すぐになくなってしまう
そういう自分も3個いただいた

また出来立ての玉子スープが
冷えた体を芯から温めてくれた
次のエイドくぬぎ村体験交流館までは
新柵山を越えなければいけない
ここは覚悟を決めて登る
さすがの先輩もお疲れのご様子だ
もちろん自分も疲れていたが
「ニューサンピアで大休憩すれば
回復するから大丈夫」
とのアドバイスをいただいた
生クリームサンドに一番魅力を感じたが
少し胃腸がやられ気味だったので
ブルーベリーサンドを頬張った
またエイドスタッフから
「復活するかもしれないから」と
ひじきのおにぎりを渡された
本当にありがたい

ニューサンピアまでは13.4km
トレイルにしてはまあまあ長い
何故か無駄にブナ峠まで登り返し
下った後ときがわ町の集落へ
ここで完全に暗闇となり
ヘッデンを装着し点灯した
ニューサンピアまで戻ってきたが
これでもまだ半分に過ぎない
エイドのカレーを一杯いただく
うん、うまい、うますぎる

スタート地点に戻った安堵から
リスタートする気力が残っているのかが
最大の懸念していたことであるけど
幸いにして「やめよう」という考えは
正直まったくなかった
休憩所である体育館で
替えのバックパックに荷物を入れて
脚の泥っぱねを洗い落とし
ウエアとシューズを取り替えて
ふたたび暗闇の中へ歩き出すのであった
つづく