「明日、走っかい?」
田舎の親父から電話がかかってきたのは前日の18時過ぎだった。
「巌根の兄貴がよ、第1給水所近くにいるってからさ、あえたらいいなあ」
「あれか?デビルマンのかっこして走るかい?」
そんな会話を交わしつつ、電話を切る。この時は雨が降っていたが、天気予報では明日は晴れ。アクアラインマラソンは今まで一度たりとも天気が崩れたことがない稀有な大会なのである。森田知事のおかげなのか?はわからないけど、きっと素晴らしい好天に恵まれた大会になることだろう。それだけに風デーモンや暑さデーモンの攻撃も激しいはずだ。
それにしてもあまりにも久々すぎる大会参加。久々すぎて準備するにもに何をどうしたらいいか忘れてしまってる。
とりあえず、FBにも明日の格好にゼッケンをアップしている友達が何人もいたので真似をしてみる。
なんか違う…。
違うとは思いつつも、なんとか万全の準備をして明日の朝に備えることが出来た。明日はおっティー軍団、高校の同級生、嫁の会社の人、保育園の時のパパ友、などなど沢山の知り合いに会えることだろう…。興奮冷めやらず明日の戦いに備えて前日なのにボクシング練習していたのはここだけの話なのでありました…。
《続く》
