「デビルさーん!!」
退屈な川越街道に響き渡る黄色い声援!!デビルが所属するランチームの若い娘二人がこんな深夜にも関わらず応援に出てきてくれている。
「どらちゃん、どうよ?」
「元気出た。」
この時間帯に若い娘のエキスが吸えるとは夢にも思わなかったであろう。しばしご歓談の上後ろ髪惹かれる思いで再出発。
「頑張ってくださいね〜!!」
これで暫くは頑張れそうだ。
やがて、山手通りに入るとチラホラとナイトラン最後尾ランナーにも追いつき始めてきた。もちろん小江戸大江戸の人も何人もいる。ゼッケンナンバーでどっちの選手かを見分けながらともに第一エイドへ向う。
流石に大都会とは言え、この時間帯ではランナー以外の人はまばらだ。
そんな時何故か
ガールズバー
のティッシュを配るお姉ちゃんが…。いやいや流石に変態が多いとは言えランナーにガールズバーのティッシュを渡すってどうなのよ?と思いつつしっかり受け取るデビルマン。
「どらちゃん、ここ行きてーなー…。」
「そうだよね。スイーパーでなければね」
そんなこんなで第一エイド成願寺へほぼ制限時間いっぱいで入ってきたスイーパー三人衆なのでありました。
《続く》