山を降り、海岸線をひた走る。
ここで千葉の大会でよく一緒になる川口消防の人にぶち抜かれる。アクアの時もそうだった、終盤戦で必ず抜かれてしまうのだ…。
あゝ、こんなんシラフじゃやってられねーよ…。
そう思った瞬間、何故か都合よくコンビニエンスストアが目の前に現れる。これも若潮デーモンの罠なのだろうか?
吸い寄せられるようにコンビニへ向かうデビルマン。海風避けの入り口でデビルウイングが引っ掛かってなかなか入れなかったのは内緒で。
こうしてストロングな奴を購入すると、そこらへんに座ってる人達と談笑しながらしばしランナーの皆さんを応援。とっても大会に出場している選手とは思えないような行動をとる青い人に若潮デーモンも怖気づいたに違いない。
「さあて、行きますかね」
残りは僅か、きっと先にゴールしているあの人達が給水ポイントを作っていてくれている筈だ。
最後の闘いに向かうデビルなのでありました。
《続く》