通勤手当から捻出したバイクで走りだす
行く先は、おっさんち
暗い朝のとばりのなかへ〜え
なんて言う替え歌を口ずさんでいたかどうかは定かではありませんが、集合時間をきっちり守っておっさんランナー家到着。
「いい、こういうときはね、ちゃんと手土産を持っていくのが大事なのよ!」
嫁の言いつけをきっちり守り、手土産として持たせてくれたチョコクロの福袋を嫁さんさんに渡す。一緒についていたドリンク券はしっかりこちらで貰っておくという鉄壁の家計防衛までして…。
「あれ?NEWカーですか?」
今度のおっさん号は最新のナビが付いているので一般道へ無理矢理降ろされるようなことも無いようだ。
とは言え、なかなか渋い道をルート案内してくれるのだが…
「あの〜、別にナビの言う通りに行かないとまずいとかじゃないですよ…」
「え!そうだね(゜o゜;」
さすがおっさんさん。よく知ってる地元の道さえナビ通りに行こうとしてるあたりが流石ですなあ。
「今年は近くの駐車場入れますかね?」
「8時前までに到着してれば、多分大丈夫だよ」
ナビの到着予想時刻が刻一刻と遅くなっているにも関わらずのんびり左車線を行くおっさん号。この時はまだ度重なる悲劇が起こる嵐の前の静けさのような車内なのでありました…。
《続く》