このいで立ちに似合うシューズと言えば、あの極寒の富士五湖を急造で走った
力王
しかない。
ただでさえ暑いのに、足元もきっかりとコハダで締め上げ、正装中の正装に仕上げているのだ。
「それって地下足袋?鳶ですか?」
紫色のデビコロズボンに力王足袋は流石に悪魔界のファッションリーダーがコーディネートしただけはある。メンズノンノに投稿しても良いレベルの出来栄えだ!!
そんなお洒落なランナーは俺一人…。いつの間にか大会の雰囲気が変わってしまって、殺伐とした感じになっている事におののきながら、五キロの部を最後尾からスタートするデビコロ大魔王なのであった…。

提供:イケノスケ師匠
制限時間は30分!!まずは時間内完走あるのみ!!
無理はしない漢なのでありました。
《続く》