ああ、雁坂峠越え秩父往還142+1.7 その15 | ランニング・デビルマン

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走るデビルマンの平和を守る闘いの記録を綴ったブログ。家庭平和を守る為に、大会参加は少なくなってきましたが…。
大会で見かけたら声をかけてください。

(なんで、こんな時間に人が立ってるんだ?)

眠気デーモンの攻撃を受け、錯覚をしまくるデビルマン。上部が球形で下が方形になっているものは木であろうが門であろうがタンクであろうが全て人が立っているように見える。

それどころか木々のなかに鬼の形相した形が見えた時にはまじでビビりましたわ…。

おまけにフラフラ状態になっている為、前に進んでも普通に歩くより遅い。


おそらく1時間で三キロ進んだかどうか…。


まあ、死んだ爺ちゃんが出てきて
「お前はまだこっち来たら駄目!!」
とか言われなかったから命には別状がないレベルの幻覚だったのが幸いだったのかもしれないですけどね。



こうして、眠気が飛んだ後、次のCPの関門時間すら危うい状態になっていることを認識した…。
今年も川越までは無理だったか。他のウルトラだったら時間内完走はなんとかなっても、雁坂だけはやはりどうにもならない。また負けてしまった…。


絶望感に打ちひしがれるデビルマン。そんな時前方に灯りを発見。

TWのエイドが待っていてくれた!
「この時間帯だと捜索願い出てるレベルだね」
そんな会話を交わしたと思う。どうやらほぼ最後尾のようだ。


(とにかく四の五の言わず前へ進もう…。行けるところまで行こう…。)


例え関門通過してもその後はハーフの記録を更新するくらいのスピードで走らねば準完走は出来ない設定なだけに、ここでデビルの雁坂は終わったのだ…。


唯一、最終CPで出されるいくら丼を食べるというミッションのクリアだけはまだ残っていたのであるが…。


こうなったらいくら丼だけは食べる!!目標を下方修正したデビルであった。


《続く》