「誰だ?」
(もう神でもピッコロでもない……。本当の名もわすれてしまったナメック星人だ)
「なんだと?いったいどういうことだ?」
( 恨むんならてめえの運命を恨むんだな・・・この俺のように・・・ )
「な、なんだと?ちょっ… 確かに、いつもパンツ一丁だし、新しい服がほしいんです、ピッコロさんと同じ服を…」
「わかった、かっこいいのをプレゼントしてやる」
フュージョン!

こうして、雨降る所沢航空記念公園の地にデビコロ大魔王は降臨した。
雨が降ってて気温が低かったのが幸いしたのか、マフラーとマントまで装着して、見事なまでのコーディネートだ…。
こうして、夏の祭典三種目耐久レースは静かにその幕をあけた。
天気が悪くて一般の来場者もまばら、参加者もエントリーの七割くらいな寂しい公園をまずは五キロのTTからスタートするのであった…。
《続く》