エイドでは某国営放送撮影スタッフが待機していた。
「まだ暫くは来ないんじゃないですか?」
「いや、うちのランナーはあと5分位で到着予定と情報入ってますけどね。」
城ヶ島折り返しのスライド区間でも見かけていなかったのに、もう近くまで追い上げて来ているとは恐るべしランスマ。
敢えてここでは何も言うまい。
兎に角人に構っているだけの余裕は無いので先を急ぐ。
「いやあ、僕も60キロ走って来ましたよ。ブログ見てます!」
ソレイユの丘に向かう途中でお声がけを頂く。こういう応援はありがたい。一生懸命
ネタ
を探さねばと改めて思う。ってネタを探す為に走ってる訳じゃないんだけどなあ…。
ソレイユに向かう道は地道なアップダウンと歩道の凸凹で意外と走りにくい。地味に足に効いてくるが、ここは敢えてロキソニン投入をしないで進む。
今後待ち構える200キロの闘いを見据えたならば、この距離でロキソニンに頼りたくはなかったからだ。
やがて、ソレイユの丘に向けて左折する。
今回の大会は要所要所にスタッフが配置されており、コーン表示や矢印表示もあったので、地図を見ることもなく進むことが出来た。
第1回とはいえ、しっかりプレ大会を開催して臨んでいる主催者は素晴らしい運営をしているなと関心させられた。
「頑張れ~、あと半分だよ。」
スタッフからお声がけを頂く。
「半分?半分って何の半分?ここまでの65キロが半分か?っていうことは82キロは偽装表示で実は130キロあるってことか?」
「いやあ、謝罪会見開いてもらわないとな」
などとおかしなことを宣いながら進むヒーローズ。丘ののぼり道をえっちらおっちら進んでいくと、日が傾いてきた頃に少し静かになったソレイユの丘エイドに到達した…。
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