招待選手は『デビルマン』その3 | ランニング・デビルマン

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走るデビルマンの平和を守る闘いの記録を綴ったブログ。家庭平和を守る為に、大会参加は少なくなってきましたが…。
大会で見かけたら声をかけてください。

最後尾から独りスタートを切るデビルマン。

とはいえ、参加者が200人程度なのでロスタイムはほとんどない。

(やばい、優勝出来ない言い訳が出来ない…。)

しかし、歩道と河川敷コースを使うこの大会では道幅が狭く、追い抜きも容易ではないのだ。

(ま、俺招待選手だから優勝なんかしちゃまずいよな。主催者も開会式でくれぐれも世界記録なんか狙わないでくれって言ってたし。)


良かった。優勝出来ない言い訳がきちんと出来て。これで気が楽になったのかゆるゆると気持ちのいいペースで河川敷コースを進む。


「デ、デビルマン!」
「なんじゃ?あれは?」


多摩川河川敷で野球に興じる人達を、阿鼻叫喚の地獄絵図に変えながらデビルは進む。多摩リバー50キロの終盤コースがこの辺りなんだなあ…。このまま下って行けば家まで帰れるなあ…。とかたわいのないことを考えながら巡行して行った。


やがて、最初の折り返しを戻ってきた先頭とすれ違う。


「おお!!すげえ!!」


実はこの人デビルのリアル知り合い。久しぶりに会ったけど速くなってますね。デビルも見習いたいものです。
走行しているうちに速い人たちとスライド。

「ナイスラン!!」


招待選手たるもの全てのランナーに声をかけるのだ。手を叩き応援しながらスライドして行く。全員とスライド出来るのがこのコースのいいところだ。

デビルご満悦気味に第一折り返しを目指して行った…。


《続く》



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