集団走は徐々にばらけ始め、ちょっとだけ寂しい気持ちになるが、これもセルフの成せる業。ルナサンダルでの最長距離に到達すると、暫くは我慢の巡行が続く。
やはり、一度切れてしまった気持ちを再び繋いで走り続けるのは難しいものだな…。
小江戸・大江戸のような長いレースでは必ずこのような場面に遭遇するだろう。その時にゴールを目指して進み続けられるように練習としてはいい経験が出来た。
やがて、城ヶ島大橋を渡る。
強風で進むこともなかなか出来ないような状況だが、公園のチェックポイントまでなんとか辿り着いた…。
「さむっ!」
動いていないと凍えそうだ。なのでみんなを待たずに再スタート。
今度は三浦半島を北上していく。ここから三浦海岸までは『三浦国際マラソン』復路で何度も走ったことのあるコース。
日が暮れ始め、夜の帳が降りて行く…。
急激に落ちて行く気温はデビルの身体に異変を生じさせていた。頭が痛い…。なんか身体が動かない…。
次の瞬間、裸足の両足が全部攣って動くこともままならなくなる。
(三浦デーモンか!)
久々の再開にデーモンがほくそ笑んでいるのが見えた…。

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