序盤戦、お山に入る前に低地を周回。鎌北湖から本格的な山に入る前のウォーミングアップ…
な訳はなく
木陰はなく、気温は高く、湿度も高くのいきなりの灼熱地獄デーモンの攻撃にさらされるデビルマン。
気温自体は昨年より低く感じたが、湿度が高いのかそれともデビル脂を蓄え過ぎたのか、いつも以上に体の負担が大きい。
とはいえ、この攻撃に耐えられるように凍らしたハイドレパックを背負っているのだ!飲み過ぎないようにチュウチュウ水分補給しながらゆっくり進む。
それにしても今年は何となく美ジョガーが多い気がする。貴公子もいつにもまして上機嫌だ!
「じゃあさ、山に行ったらエイドでお茶しようよ~。」
「じゃあエイド着いたら電話するから番号教えて!」
今日も貴公子は絶好調だ!
そんな絶好調な貴公子とは対照的に寂しがりやのくせに人見知りなデビルマンはひたすら暑さデーモンの攻撃に耐えていた…。
メタボなおとーさんでもウルトラマラソンを完走出来る!
世のおとーさん達に勇気と希望を与える為にも、ここはなんとか切り抜けてお山に入らなくてはいけないのだ…。苦しみながらも灼熱地獄デーモンをなんとか撃破していく…。
やがて…
鎌北湖へ向かう道まで出ると、ガッチャごんが静かにデビルに呟いた…。
「デビル、調子が悪いみたいだから先に行くよ。」
「了解。完走目指して頑張るよ…。」
こうして、ついに奥武蔵デーモンとの単独ライヴが始まったのであった…。
《続く》

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