とりあえず、一周する毎にエイドによっていては過去のどんな大会よりもエイドの間隔が短くなってしまうので、30分は補給無しで行ってみる。
まだ、朝のうちはそれほど気温も上がっておらず、比較的順調な立ち上がり。脚が重たいのは仕方がないが、想像していたよりも走れている…。
「で、デビルマン?」
老若男女、カップルやらグループやらファミリーやらが続々と駅から歩いてくるたびに恐怖におののく阿鼻叫喚の声をあげている…。
「あの格好じゃ暑いだろうなあ…。」
ジリジリと気温が上がり始めたスタートから二時間後…。
「タイムサービスは手打ちうどんでーす」
ついに、スポーツエイドジャパンの『質、量とも豊富な』エイドでの食糧供給が満を持してスタート!
しかも、エイドのお姉さんはなんと
スッチー
の格好をしているではないか!
デビルはついさっき計画立案した30分ごとのエイド立ち寄り作戦をすぐさま撤回し、ほぼ一周ごとにエイドに立ち寄る作戦に切り替える。
「今度のタイムサービスはハムサンドで~す!」
「今度のタイムサービスはお蕎麦で~す!」
「今度のタイムサービスはフルーツポンチで~す!」
だんだんとお腹いっぱいで走れなくなってきたのは言うまでもない。それでもデビルは消化するために動き続ける…。
走る為に食べるのか?食べるために走るのか?スポーツエイドジャパンの大会は、究極の問題を我々に投げ付けてくるようだ。
暑さの増すなか、そんな事を考えながら思考能力は低下の一途を辿るデビルマンなのでありました…。
《続く》
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