古市場小学校の体育館から降臨するデビルマン。
この新春マラソンは38回目を迎える老舗の大会だが、どちらかというと月例の延長のような
地味
な大会。地元のランニング愛好家が多く参加するようなこんな大会に
仮装するやつなんざ1人もいねえ…。
なのでデビルマンも世を忍ぶ仮の姿ではなく、真の姿で降臨したわけだ。ただし、まわりからの反応は至って冷ややかだが…。
「あ、あれ、デビルマン…」
「すげーなあ…」
いつもよりちょっと控え目の阿鼻叫喚の地獄絵図にデビル少々ご不満気味だが、それでも何人かの方と記念撮影完了。
意気揚々とスタート地点へ向かうデビルマン。いつものように最後尾付近に陣取るとその時を待つ…。
新春一発目、愉快な仲間達もいない、地元の知り合いランナーもいない、アメブロランナーさん達もいない、群衆の中の孤独に打ちひしがれるデビルマン、寂しすぎて死んでしまいそうな放置プレーにただ耐えていると、
パン
と、わびしいまでの号砲が鳴った…。
競技場を約2周し、河川敷のマラソンコースへ出ると、VFFに対しては超協力な敵となる小石デーモンの攻撃が始まったのであった。
ただし、ここはデビルのホームコース。小石くらいは想定の範囲内の攻撃だとデビルは少しずつペースをあげていく…。
これが多摩川デーモンの恐るべき罠だとも知らずに…。
(続く)

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