整体師さんから貰ったウィダーをチュウチュウしながら走っているとmaikaさんに笑われた…。
そんなこんなで平地に戻ってきたデビルマン、残りわずかな道のりを加速しようとギアチェンジするも、寒風デーモンの攻撃は脅威であった。
ご自慢のデビルウィングがゲイラカイトのようにはためくと、全然前に進まない…。
向かい風がこれほどのダメージを与えるとは恐るべし小川和紙マラソン。
それでも最後の力を振り絞り、残り1キロを切った所でデビルスパート炸裂!
やっと追いついたあ!
と喜んでいた一般ピーポーを無情にも振り切り、デビルウィングはためかせながらお得意のデビル飛行ポーズで旋回しながらついにゴール!!
これで小川の10キロの平和は守られた…。
デビルご満悦ながら、もう一つの役目を果たすべく、汗も拭かずに再び沿道へ。
ゴール目掛けて闘う戦士たちを応援するべく沿道から手を振り最後のパワーを注入するのだ。
そう、走り終わってもなお寒風デーモンとの闘いは続くのであった…。
やがて、ハーフに出動していたガッチャごんとハッタマンが帰ってきた。
ハイタッチを交わし、ハッタマンの手を取ると三人並んで小川の平和を守り切ったことを称えながらウイニングラン。多分これはオルスポに撮られているはずだ…。
最後のコーナーを回った所で手を離し、ポンとハッタマンの背中を叩く。
俺はここまで
栄光のゴールに行ける者は21キロを走り切った勇者だけだから…。2人のヒーローに全てを託し、デビルマンは小川の町を後にするのであった…。
誰も知らない知られちゃいけない、デビルマンが誰なのか…
本当にねーさんずにもみえさんにもタローさんにも素顔をさらさずデビルマンのままで大会会場を後にするのであった…。