体調が悪くてもなんとか無事に走りきる!!
そんな思いを胸にデビルマンは最初の1周回目をなんとか乗り切る。
「俺、もう駄目かもしれない…。」
こんな弱気なデビルマンを見たのは初めてだ(byなおさん)。
それでも沿道の声援には手を振り続けながらデビルマンは多摩川沿いを走り続ける。暑さは少々やわらいで来たようだが、デビルマンの昨夜からのダメージは大きかったのだろう。
ウゲェッ…
一瞬ひとくちゲロがこみ上げてくるも、そこは気合いで再び飲み込みデビルマンは何ごともなかったかのように走り続ける。この時ばかりは『無表情』で良かった…。
正義のヒーローがリバースしながら走り続けることは、例えボランティアの人達が川沿いのゴミを拾ってくれたとしても決して許されることではないのだ!!
気合いだけは入ったデビルマン、ここから一気にゴールめがけて突き進むのみ。何せこの大会、男女が別々にスタートすると言うことで、コース上にデビルロックオンする美ジョガーがいないのだ!!
逆に言うと女子の皆さんはスタート地点近辺で応援してくれている訳で、
その地点だけ
デビルマンは3割り増しのスピードで走る!!
ガス橋の平和を守るために、女子の前だけかっこつけるためだけに、ゴール手前からデビルマンお得意の両手を広げてデビルスパート炸裂!!そしてゴール!!
ガス橋の平和はなんとなく守られたような気がする…。
さて、今回の大会は8キロと短めだし、20歳から40歳の男子の部の後には、男子の50歳代以上と女子の方々が走ると言うことで、デビルマンはコース脇に陣取って、日頃応援をもらっている御礼を兼ねて皆にエールを送りまくり。ハイタッチ返ししてくれる人や、笑ってくれる人などがいて、ここではすっかりデビルご満悦。
曇り空で、濡れたデビルスーツも気化熱ですっかり体温を奪ってくれまして、デビルマンも寒かったですが、出来るだけ多くの人に声援を贈ることが出来ました…。
「愛するがゆえに見守る愛もある…」
by トキ
みなさん、お疲れ様でした。
ということで、この美しいものを守るために、デビルマンは今回からデビルスーツを新調したのでありました。でも言われるまで誰も気付かなかったけど…。